決算書は企業の成績表です。
だから公表する場合、少しでもよく見せたいと思うのが人情でしょう。
上場企業等で法定監査を受けている場合は別ですが、
(それでも粉飾等の不正処理は起こっていますけど・・・)
未公開会社、特にオーナー会社であれば社長=株主なので
なおさらの事でしょう。
お化粧も度が過ぎると、品がなくなります。
会計処理にも節操が必要です。
会計はaccountingで、『説明する』ことを意味します。
accountability=説明する能力⇒責任責任
売上を大きく見せたい!
営業利益を大きく見せたい!
全くの架空計上は論外ですが
収益・費用の計上区分を変えることには抵抗感が少ないようです。
要は税務上でオーケーならば・・・・なんです。
まだまだ税務会計が幅を利かせています。
取引実態がどうなのか?
実態を忠実に反映する処理はどうなのか?
でも・・・・・
未公開の中小企業では税務が優先してしまうんでしょう。