平成24年7月26日(木) 晴れ
昨夜の深夜番組で『セリ人』の仕事が紹介されていました。
芸能人が憧れの仕事に本気で挑む『仕事ハッケン伝』っていうもので、
築地青果市場のセリに学ぶ1週間体験でした。
セリ人といえば、青果市場で卸売業者として独特な表現・手法で
セリを仕切る姿が印象的ですが、そのほかに何をやっているのか
全く知りませんでした。
早朝にセリをやって後は・・・・・????
実は大変幅広く奥が深い業界だったことが分かりました。
旬の野菜や隠れた珍品野菜を全国から集めてきて、値付けして売りさばく。
とにかく生産者から安定的に供給を得なければならないわけで、
そのためには、生産者の信頼を得なければなりません。
その信頼の基本は、ちゃんと売ってくれること。
だから、野菜の特徴をつかみ、特徴を引き出す料理法を研究して
野菜をどう食べれば美味しいかということを買い手に提案していかないといけない。
セリ人は料理人でもあり、プレゼンテーターでもあるようです。
セリ人が提案営業しているとは思いもよりませんでしたね。
もちろん、売れ残りがあってはいけないので、
卸売業者へのベタな引き取り営業も日々やっていかないといけないとも。
セリ人の強みは場を仕切りということ。
生産者の苦労、想いをいかに値付けに反映できるか。
目利き力、熱い想い、研究心といったことがベースになっていうことは確かです。