平成24年7月20日(金) くもり




昨日のカンブリア宮殿ではアスクルを取り上げていました。

社内ベンチャーでスタートして20年、

今や企業の3分の1はアスクルを利用し、売上高2000億円だと。


加藤 弘之のブログ-2012072009030000.jpg


創業当時は、プラス製品のみを扱う定価販売。

顧客からの声を反映して

安値販売、他社製品の取り扱いを始めたんだとか。



当然、周りからの猛反発。

しかし、誰のためのビジネスか!?といった基本的な問いに対して、

『お客様のために!』という岩田社長の信念はブレず、今日の成長に繋がったと。



アマゾンとセブンイレブンの良いとこ取りだとも。

アスクルの成長を支えるのはカタログと町の文房具屋さん。

カタログ作りでは、いかに商品の良さを伝えるかにトコトンこだわっているようです。



また、町の文房具屋さんが営業と集金業務を担当し、

アスクル本社には営業がいないそうで、町の文房具屋さんがアスクルを

扱えば扱うほどその文房具屋さんの利益が増える仕組みになっていると。



ウィン、ウィン、ウィンの関係で強固なネットワークが出来上がっています。

同業他社と比べてもダントツの1番企業です。

また、コールセンターの存在も異色です。



このコールセンターは、注文を受けるためのものでなく、

お客様からの『問い合わせ』と『クレーム』のためだけのもの。

常に『お客様の声を大事にしていきたい』という信念の表れです。



『顧客第一!』を標榜する企業は多いですが

どこまで徹底できているかということでしょう。

なんとか、経営のヒントをつかみたいものです。