平成24年6月15日(金) くもり
連続最高益 秘訣を語る第3回は、
保育所運営で6期連続経常最高益のJPホールディングス社、
山口 洋社長です。
1992年8月創業、2002年10月ジャスダック上場と急成長です。
1961年生まれで大和証券出身だとか。
確かに待機児童が社会問題化していますから需要はありますね。
利益の秘訣はコスト構造だと。
0歳児1人あたりの保育にかかるコストは、公立保育所が約50万円、
JPホールディングスでは約20万円なんだとか。
低コストが実現できるのは100ヶ所近い保育所を運営していることで
得られる規模の経済効果によるものが一因。
一方で人材投資には積極的で、前期は経常利益の13%(1.5億円)。
研修体制の充実、社員寮、産休、育休などの整備で離職率が低く抑えられ、
結果、長く働くことでスキルアップにつながっているのだと。
保育所の質は保育士の能力にかかっていることはよく理解できます。
先行メリットを生かした戦略ということでしょう。
待機児童の解消まであと7~8年と見ているようです。
やはり、証券会社出身だけあってマーケットをよく見ておられますね。