平成24年5月29日(火) 晴れ
『顧客創造』という言葉があります。
ピーター・ドラッカー語録の一つとして有名になっていますが
やはり、ビジネスの基本なんでしょうね。
シャープの町田勝彦相談役が、資本提携した台湾の鴻海(ホンハイ)社と
シャープ社の違いについて語っています。
「例えば、60インチの大型液晶テレビを売るとき」
「シャープは原価を考えて価格を2000ドルに設定し、
それが買える富裕層の数から年500万台の生産計画を立てる」
「鴻海社は、1000ドルを切って一般の家庭に売るためには、
どんな部品を使って、どう作ればいいか考えて
年1000万台の生産計画を立てる」
『需要は予測するものでなく、創るものだ』との考え方によるのだと。
マーケットインで考えていることは同じなんでしょうが、
踏み込み方が大きく違うようです。
技術力がウリのメーカーと、生産力がウリのメーカーの違いでしょうか。
『数は力』という言葉を思い出しましたが、
確かに、数はパワーの源の大きな要素であると思いますが、
スタンスの違いはあっても、まずは、『自信』、『信念』が基本かと。
そもそも『自信』、『信念』を維持することが大変なんでしょうが・・・・。