平成24年4月25日(水) 晴れ
株式公開(IPO)の状況がやや持ち直してきているようです。
経営者にとって会社を上場させることは大きな夢かもしれません。
自分が育ててきた会社が商品となるわけですから。
しかし、公開企業になるということはそれだけ責任が重くなるということ。
特に、今まで無頓着であったタイムリーディスクロージャーについては
投資家をはじめ、世間の目が厳しくなります。
そのためには管理部門の強化が重要、不可欠なわけですが
営業中心で会社経営をしてきた社長にとっては
直接利益を生まない管理部門への認識が変えられないようです。
上場に際しては、一般的に外部から人材を登用して
管理組織の強化を図るわけですが、責任者の方は苦労されていますね。
営業部門と異なり、減点主義で評価される管理部門の辛さだとか。
よく営業などの現業部門はエンジン、管理部門はブレーキだと例えられます。
車の運転には両方が上手く機能しないと安全に運転できないと。
このあたりの感覚が身につけられることが上場企業の資格なのでしょう。
確かに、ビジネスの視点でとらえると、間接部門が大きくなりすぎることには
注意が必要です。管理部門はあくまでサポート部隊なので
常に効率性が求められていることを肝に銘ずる必要があります。
ビジネスでは、インプット⇒アウトプットが重要です。
費用対効果とも言いますが、常に成果(アウトプット)を意識することが大事。
成果をいかに測定してモチベーションを上げていくかがポイントなんでしょう。
言うは易し・・・・ですが、
管理部門の強化と効率化は重要かつ永遠のテーマかもしれません。
頑張れ!管理(本)部長。