平成24年3月9日(金) 雨




大手の銀行に行くと思いますが

女子行員の立ち居振る舞いがよくできていますね。

何より、カタチが整っています。



このあたりが教育の賜物なんでしょう。

この点で、気になるのがファーストフード店でのマニュアル接客。

紋切り型の『ご注文を繰り返します・・・・・』には、ちょっとイラっとしたり(笑)。



この違いは何なんでしょうか。

確かに、慣れてくると言葉や所作にも余裕ができてきますから、

与える感じも違ってくるでしょうが・・・。



多分、文章のマニュアルが問題なのかもしれません。

自分のモノになっていないからでしょう。

『言わなければならない』と思うところに余裕は生じていないでしょうし・・・。



昨日の安藤忠雄氏のコメントに

『余白というのが、人間には重要なんだ』とありました。

余裕と余白は表現は異なりますが基本は同じことだと思います。



安藤氏は自分の事務所の所員を評して、その優秀さは認めつつも

自由な発想、好奇心、競争心、執着心といったものがどこか希薄だと。

その根源が、学校生活での放課後という自由な余白の時間の過ごし方だとも。



余白をいかにして持てるか。

第一線で活躍して忙しく仕事している人ほど、

意外に豊かな『余白』の自分をもっていたりする、とも。



余白の時間には知性や感性といった感覚が働きやすくなり、

改めて自分や周りが見えるようになるのかもしれません。

疲れた余白でなく、健全な余白を持つことを意識していく必要がありそうです。