平成24年2月17日(金) 晴れ
オリンパス粉飾決算問題では損失隠しのアドバイザーとして
証券会社OBなどの外部協力者が問題となっています。
困ったときの・・・・で、会計の専門家が指南役で暗躍しています。
国語辞典によると、『指南』とは「その面のことについて、
全く何も分からない初心者に専門技術のコツを教えること」とあります。
何とか損失を隠そうとする者にとっては救いの神?に思えるのでしょう。
ちょうど所得税の確定申告がスタートしました。
この時期、個人事業者や譲渡所得者にとって、いざ申告となると
まとまった税金金額を何とか少なくしたいと思うのが素直な気持ちでしょう。
ここにも税金指南役が登場してきますね。
一般的に、困った問題を解決することは商売の種となりますが、
専門知識を駆使して?も脱税指南ではねえ・・・・。
相談されると何とか期待に応えようとするのが人情でしょう。
『頼られたい』とか『人助けをしたい』とかいった単純な感情に流されると
結局不幸になってしまうことに・・・・・。
プロとしての倫理観が試される局面は意外と身近にあるようです。
化粧はマナーとして必要なこともありますが厚化粧はちょっと・・・。
さらに整形までいくと誤認させますからね。
リスクと報酬は比例するものでしょうが、
とっていいリスクと、とってはいけないリスクの判断が重要です。
そのためには、謙虚さが大事な気がします。