平成23年9月26日(月) 晴れ




会社を経営していく上では色々な問題が起こります。

ビジネスは如何にリスクをとっていくか、でしょうから

対外的な課題への取組みは明確であり、意欲的になります。



一方、対内的な課題は、おそらく人(ヒト)に関する問題に尽きるのではないかと・・・。

人は人材であり、人財であるとともに、人罪にもなります。

如何にモチベーションを高めていき、人材を人財に育成していくかが重要課題となりますが・・・。



人事考課は悩ましい問題です。

公正、公平な視点が重要ですが

人が人を評価する、ということの難しさがありますね。



特にベンチャー・中小企業の場合、

マンパワーの不足をその都度中途採用で賄ってきているだけに、

社長を含め考課する側の(能力の)問題が大きいようです。



この点、参考になるのが外食店舗での評価体制だと思います。

店舗ごとに独立した単位で、店長が社員・アルバイトを評価し、

店長は責任店の成績で評価されることになります。



すなわち、お客様との距離が近いので、

各自の働き振りが分かりやすく、フィードバックしやすいためで、

社員・アルバイト同士での評価も可能な状況です。



このことから、人事考課の基本は、業務への取り組み方・結果が

見える程度の小集団(チーム)単位を設定することが有効ではないかと思います。

人事考課の方法そのものよりも、各人の業務への貢献度が



自然に見える状況を創り出すことに重点を置くことがポイントではないかと。

稲盛塾でのアメーバ経営が典型例なのでしょう。

外食産業を特殊ととらえず、エッセンスを如何に取り入れるかが大事ですね。