平成23年7月12日(火) くもり&雨
監査法人の人員整理が行われています。
大手監査法人のトーマツが希望退職者440人を募集するとか。
昨年には、大手の新日本監査法人も400人規模の早期希望退職を実施していました。
会計制度が複雑化してきて会計の専門知識を持った人材を増やそうと
公認会計士制度の見直しで合格者を増やしたものの
結果的に監査法人に就職できない合格者も多く残ってしまっています。
時代は、J-SOXバブルからリーマンショックへと落ち込み
IPOの減少、企業再編の増加、株式の非公開化の増加、と監査対象となる企業数も減少し、
企業のコスト削減から監査報酬の減額と環境は厳しさを増しています。
新たなIFRS需要に期待していたところ・・・・
どうやら導入は延期されそうですし、制度採用そのものが見直されそうです。
監査法人としてもマーケットが縮小している以上、人員削減はやむを得ないのでしょう。
業績の建て直し策において、人員削減は最後の手段
できれば雇用の維持は図っていきたいところでしょうが、
やはり最大の固定費である人件費カットの効果は大きいです。
監査法人に就職できても、出来なくても、不幸な状態が続いています。
来月には公認会計士試験があります。
監査法人の今年の採用面接は合格発表後からだとか、まだまだ厳しいですね。