平成23年5月28日(土) 雨



またして首相の独走劇が話題になってます。

G8サミットでの首相の自然エネルギーへの依存度を高める決意表明。

2020年代の早い時期に自然エネルギー割合を20%超に引き上げる、というもの。



これに関連して、太陽光パネルを1000万戸に設置する構想も。

方向性はいいのでしょうが、振り返ると誰もついて来ていないようです。

担当閣僚からは『聞いておりません』発言まで。


加藤 弘之のブログ-2011052814490000.jpg


企業経営において経営者の重要な仕事とされているのは次の2つです。

1、リスクを見極めて、進むべき方向を定め、実行すること

2、後継者を定めること



そして、そのために経営者が腐心する課題が、『組織の一体感』でしょう。

一体感のある企業は活力があって成長力があります。

その結果として、人も育っていき、企業の持続的発展に繋がります。



最近の日本の状況を見ていると、組織の一体感が全くない状況のようです。

原発事故対応で顕在化したように、菅内閣では組織力が全く機能していない状況で

首相の1人芝居となってしまっていますね。



また、経営者は一企業のトップであるとともに、

社会的責任を有する社会構成員としての企業の代表でもあります。

首相は当然に日本国の代表でしょうから、同様のことが言えると思います。



今回のG8サミット新聞報道を見ていると、このあたりでも???って感じが・・・。

組織の一体感を創り出せないトップは非力なものです。

そもそも1人の人間のできることなど微々たるものでしょうから・・・。