平成23年5月25日(水) 晴れ


2011年3月期の連結決算から『包括利益』の開示が始まりました。

従来の純利益に時価評価を反映した指標で

為替や株価変動の影響がストレートに示される形式です。



現在進行中の国際会計基準(IFRS)と共通化させるために

2011年3月期から開示が義務づけられたものです。

外部環境の影響を反映させた新しい利益概念で、これまた厄介な代物ですね。



企業努力を超えた部分についても評価を受けることになるので

経営姿勢そのものが問われることになるかもしれません。

今回のような震災・原発事故影響で株価が下落していると株式投資の方針が重要となるでしょう。



投資家を意識した経営は大事ですが、短期的な時価の影響を

意識しすぎるとおかしなことになります。

本来、企業経営は長期的な視点で行われるものでしょうから。



このあたりのバランスが難しいですね。

好業績企業のポイントの一つに『世界で戦える』ことがあるようです。

そのためにはIFRSが必須なのでしょうが・・・・・。