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平成23年5月5日(木)薄曇り


『意見広告』っていうのがあるんですね。
最高裁判所裁判官国民審査があるたびに思っていたのですが、

普段全く接点のない人を何を基準にして判断したらいいのか???って。


最高裁裁判官の知り合いもいませんし、

今のところのご厄介になることもありませんので・・・(笑)

あえて不支持票(×)を投じることはなかったような・・・



一人一票問題といったような分かり易いテーマでの各裁判官の意見など、

国民審査での判断材料を提供してもらえると確かに有難いです。

だだ、情報が少ないだけに、ちょっとした情報を判断の拠り所にしてしまう危険も・・・。



三権分立で司法の要の立場にある人へのチェックは重要だと思いますが、

チェックする立場は国民であるとの意識がまず大事で、それだけの情報が必要になります。

その点で、権力のチェック機能であるメディアの存在意義は大きいだけです。



しかし、氾濫する情報を取捨選択して、分りやすく国民に伝えていくことは重要ですが、

報道の仕方によっては、情報の受け手の考え方を一定方向に誘導することが可能になります。

今回の地震、原発事故に対する報道でも、なんでこの事実を報道しないのかといったことも・・・。



『意見広告』を読みながらその有意義さを感じるとともに、

やはり、メディアの影響力は大きいなあ、と

ふとそのリスクも感じてしまいました。