平成23年5月3日(火) くもり
今回の大震災を契機に憲法を見なおすべきという機運が高まっています。
以前から9条、自衛権の観点から問題提起が行われてきましたが、
今回は大震災、特に原発事故に関連した『非常事態』への対応が焦点になっています。
緊急非常事態では強いリーダーシップが何より求められますが、
その仕組みを法的に整備しておかないと動きようがないことになります。
緊急非常事態時には国民の権利の一部を一時的に制限できるようしておく必要があるのでしょう。
今回は災害対策基本法、原子力災害対策特別措置法に基づいて
対応に当たっているとのことですが、今回のような重大な事象に直面した場合、
やはり根本的な事項については憲法に規定しておく必要があるのでしょう。
今の憲法は、あくまで平時の憲法で緊急非常時を想定していないといわれています。
過去の悲惨な戦争経験から、二度と繰り返さないようにと規定された
平和主義憲法ではありますが、施行から65年ともなると不具合も出てきています。
憲法問題となると大きく構えてしまって改正まで踏み込むことに躊躇してしまいますが、
そろそろ真剣に考えていかないといけないと思われます。
日本の歴史的な大変革は外圧でなされてきたようですが、今回は大災害が契機となるのかも。
と、いうことで
まずは、憲法の本を読もことから始めないと・・・・
です(笑い)。