平成23年2月10日(木) 晴れ
今日2月10日は、『簿記の日』なんだとか。
会計に携わる者として恥ずかしながら初めて知りました。
2004年(平成16年)に制定されたようなので、まだ新しい記念日です。
1873年(明治6年)2月10日に日本最初の簿記の本『帳合之法』が
福沢諭吉によって訳され発行されたことにちなんで、
全国経理学校協会(旧、全国経理教育協会)が制定したんだとか。
最近、会計が話題になっています。
会計というと、すぐ簿記を連想して難しそうと思われがちですが、
簿記は帳簿の作成方法にすぎず、会計≠簿記です。
会計を理解、利用する上で、簿記の知識があったほうがいいですが、
なくても会計センス、計数センスを高めることはできます。
一般のビジネスマンとしては、むしろこちらのほうが重要ともいえます。
会計ソフトの普及で、簿記の知識がなくとも経理処理が
誰にでも簡単に行えるようになっています。
他方で考える力が弱っているともいえますね。
昔は、元帳作成~試算表作成で貸借が合わず苦労したもので、
色々勘を働かしてミスした箇所を探したものです。
世の中便利になると、その分能力が低下していくもの。
会計に関わる専門家としては、便利なツールを使うときにも
そのリスクについてもしっかり認識していかないといけません。
やはり何事においても根本、基本思想の理解が重要ということでしょう。