平成22年12月22日(水) 晴れ



新興企業に関する記事が出ていました。

新興企業は国の元気のバロメータでもあると思います。

1つは、中国での話、もう1つは、国内のマザーズ市場の話


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中国では新規上場が活発になっているようで

今年の株式公開は349件、調達額は約6兆円で、過去最高だとか。

中国は生産拠点、販売マーケットとしてだけでなく投資対象となってきているようです。



一方、国内では新興市場の『マザーズ』が停滞気味で、

東証が改革案として上場廃止基準を厳しくするもよう。

上場後10年で東証1部・2部並みの上場廃止基準を適用するというもの。


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廃止基準の大きな違いは、『時価総額』と『株主数』

マザーズは『5億円未満(来年末まで特例で3億円未満』』と『150人未満』

1部・2部では『10億円未満(同様に6億円未満)』と『400人未満』



本来、マザーズ市場は企業の成長性がウリなので、

ドンドン成長して順次、1部・2部へと移っていくことを想定していたはずなのですが・・・。

実際は、企業の成長性も翳ってきて、かえって不正利用のリスクが高まっている状況だとか。



最近の状況では、企業は公開することへの魅力を感じていないんでしょうね。

上場維持コストが高いのと、何かと規制が厳しくなってるのが理由のようです。

企業が元気にならないと世の中にも活気が出てこないと思いますが・・・。



企業の成長は株式公開が全てではないでしょうが、

企業家の夢であって欲しいとは思います。

そのためにも、公開マーケットへの出入り(IPOと退場)が活発になってほしいですね。