平成22年6月24日(木) 晴れ



今月は3月決算会社の株主総会シーズンですが、

トピックスはやはり役員報酬1億円以上の開示では。

日産自動車のカルロスゴーン氏の報酬は8億9,000万円だとか。


加藤 弘之のブログ-2010062406230000.jpg



しかし、この開示情報は興味本位のものでしかないような気がします。

本来的に役員報酬の個人別開示に意味があるのでしょうかね??

牽制機能(お手盛り防止)としては、従来の総額開示で十分だと思うんですが・・・・。



でも、欧米の経営者報酬は高いですね。

逆に日本の経営者の報酬が低すぎるのかもしれませんが。

そもそも思想(対価の捉え方)が違うんですよね。



最近は会計制度の変革が色々と取りざたされていますが、

このあたりの思想的な違いを理解せずに取り組むと大変なことになります。

権利(権限)と義務(責任)の関係に対する認識の差が根底にありますから・・・。



日本的といわれる部分なのでしょう。

欧米方式=善、日本方式=悪 の色分けは適切ではありませんが、

グローバルな視点で捉えることは大事だと思います。



経営者の報酬とはどういったものなのか?

を考えるためのいい材料になるのでは思います。

今まで話題になるのはプロ野球選手の年俸だけでしたから。