平成22年6月5日(土) 晴れ
民主党の菅直人代表が第94代、61人目の首相に選出されました。
政権交代による期待が失望となって退陣した鳩山首相の後継として
厳しい状況からの出発となりそうです。
新聞に、故後藤田正晴元官房長官のコメントが紹介されていました。
10年ほど前の『二十世紀の総括』という本で、
新首相が担う役割についてのインタビューに答えてのものだとか。
『理想を掲げながらも原理主義に走らず、大勢を率いていくだけの
頭領としての蓄積を持つ努力をしていただきたい』と。
政治の世界だけでなく、広くビジネスに通じることだと思います。
ビジョンはしっかりと掲げなければ方向性が定まりません。
しかし、日々の業務においては原則論だけでは済まないことが多いのも事実。
いかに優秀な人たちの力を結集し進んでいけるかがリーダーとしての資質ということでしょう。
人を引きつける魅力って何なんでしょうね。
過去、60人の首相がいた訳ですが、首相に選ばれること自体、
周りの人間からの信頼があって初めて実現することでなりたくてなれるわけもないでしょう。
信念を持って、しっかりと『信頼に応えていく、さらには超えていく』努力しかないでしょうね。
裸の王様が一番怖いです、謙虚さ、素直さも重要です。
やはり、日々鍛錬、鍛錬です。