平成22年5月25日(火) くもり




リーマンショックで急速に景気が悪くなり、企業の業績も急降下。

最近は上場企業を中心に業績は回復してきているといわれてますが、

こと株式公開(IPO)の状況は最低ですね。



昨年の新規公開会社数は19社で過去最低でした。

このような状況がしばらく続きそうな状況ではないでしょうか。

ベンチャーキャピタル等から投資を受けている企業にとって頭痛の種です。



上場してまもなくに粉飾決算で問題となった会社が最近もありましたが、

株式公開を簡単に考えすぎているのではないかと思いますね。

営業訪問する会社の中には、この規模で?こんな管理体制で?ってことがよくあります。



株式公開は企業家にとってのロマンみたいなところがあります。

その点は理解できますが、やはり株式公開にはある意味、覚悟が要ります。

株式公開するということは自社そのものが商品になるということですから。



株式公開という目標は分かりやすくていいのですが、

持続的に成長していく企業としての体制作りには時間がかかります。

ISOやPマークを取得するような感覚で取り組むととんでもないことになります(笑い)。



しかしながら、IPO準備は会社づくりの一環としては非常に有効なものです。

うまく活用できると、しっかりと業績管理ができる会社にブラシュアップされると思います。

来る日を目指して、じっくりと取り組む必要があると思います。