平成22年5月22日(土) 晴れ



宮崎県の口蹄疫が治まりません。

宮崎牛のブランドがなくなる危機が報じられています。

種牛の感染問題です。



優秀な種牛をつくりだすには数十年かかるそうです。

新聞の記事で、ある研究施設の例をあげていました。



まず、選抜した精子を雌牛200頭にかけ合わせて200頭の子牛を得る。

生後2年ほどたってから、優秀な雄牛を20頭選抜して、その精子をまた別の雌牛にかけ合わせる。



その子牛を2年後、成牛になってから食肉処理して肉質を調べて、

上質だった肉の父が種牛に選ばれる仕組みだそうです。

200頭の子牛から種牛に選ばれるのは数頭だとか。



妊娠期間を含めて最低5年はかかり、さらに優秀な種牛を開発していくには数十年かかるといいます。

宮崎県が昨年、種牛の改良などに投じた予算は1億7,000万円



結果論ではありますが、種牛の避難の決定が遅かったことになります。

トップに求められることは、『決断・決定する』こと、それと『危機感』、『スピード感』

優柔不断、迷走が一番困りますし、手遅れの危険に!ってことですね。