平成22年1月5日(金) 晴れ



今朝の朝刊では、小沢氏と朝青龍関の2者が揃って1面に。

かたや大物政治家に対する法的手続の結論

かたや横綱に対するモラルとしての結末


加藤 弘之のブログ-2010020600570000.jpg


小沢氏の法手続き上の不起訴は理解できますが、

監督責任に対する議論は、まだまだこれからだと思います。

政治にお金がかかる現実があるだけに、資金に関する説明責任が重要となります。



どうも小沢さんは裏、陰のイメージが強いですね。

キレイごとだけでは世の中回らないでしょうが、

こう表面化してくると新生政権としてのダメージも大きいでしょうね。



一方、朝青龍にとって不幸なことは、外国人であるがゆえに

スポーツとしての『相撲』と国技としての『相撲道』の違いが理解できていなかったことではないかと。

横綱に求められる『品格』という、日本人にとっても難しい感性の部分の習得ができなかったのでしょう。



このあたりは親方の監督・教育責任の問題でしょうね(当然、本人の問題でもありますが)。

弟子をスカウトしてきて、修行させていく過程で如何に教えていくかです。

やはり教育が大事だということです、人の一生に影響しますね。



上の者(先輩)は下の者(後輩)をちゃんと指導して、

伝えるべきことをしっかりと伝えていく必要があるということです。

指導にはエネルギーが要りますし、タイミングが重要ということなんですね。



鳩山総理がよく口にする『愛』ですが、

確かにホントの意味で、教えるということには『愛』が必要です。

そして、『愛』にはすごくエネルギーがいるという一面を忘れてはなりません。

人を育てていくうえで心していかなければならないことだと思います。