猩々丸の花
猩々丸は、あまりゆっくり見てやれないうちに、次々と咲き進んでいた。まだ開いていない蕾が残っているが、今日からあまり天気の良くない日が続くようなので、気の毒だ。
恩塚ランポー
「雪ダルマ状態」から脱するために大手術をした後に残った土台から出てきた、恩塚ランポーの子。我が家では、同じ親から生まれた3番目の恩塚ランポーとなる。去年の10月の状態がこれ↓だから、
寒くなってからも、それなりに成長を続けていたことが分かる。これから本格的に暖かくなれば、成長に弾みがつくことだろう。この人については、さすがにもう雪ダルマ状態になるまで放っておくつもりはないので、ある程度の大きさになったら独立させる予定。
ここでちょっと、最近のアストロフィツムについて(?)一言。ランポー玉は丈夫でしかも幾何学的に美しいサボテンなので大好きなのだが、私は、恩塚ランポー以外の(笑)複稜だのゴジラだの紅葉(※興味のある方に忠告しておくが、紅葉する性質はいずれ消えてしまう)だのといった選抜品には興味がない。ところが、いざ「普通のランポー玉」を手に入れようとすると、これが意外と入手困難なのだ。多肉専門店には前記の選抜品種がズラリと並んでいるが、普通のはまずない。ホームセンターや百均では同属の般若をよく見かけるが、ランポー玉は中途半端に並品種とはされていないのか(苦笑)意外と見かけない。まれに普通の花屋で売っていることもあるが、これはこれで専門店の選抜品種が買えてしまうような法外な価格設定になっていることが多い。つまり、以前、柱サボテンに関して書いたのと同じような、流通の死角に入ってしまっているのだ。私は恩塚ランポー以外に「普通の」碧瑠璃ランポーも持っているが、これも入手には意外と手こずった。業者さんの栽培室で、同じ碧瑠璃でも複稜だのなんだのばかりが密植されている隅っこにあるのを探し出し、「なんでわざわざ無芸品を…」と言いたげな顔の業者さん(苦笑)から買ったのである。というわけで、うちには普通のランポー玉はない。恩塚ランポーとはまた違った良さがあるので、縁があったら導入したいと思ってはいるのだが。