リトープス脱皮経過2、ついでに妖玉のこと | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

朱唇玉

 

 朱唇玉は、やっぱり分頭することが判明。なかなか調子よく育っている(喜)。上に伸びることもなく、ちゃんと埋まって生えている優等生だ。

 

セリーゼ

 

 セリーゼは結実したかと思っていたが、ちょっと微妙な感じになってきた。なんとなく、種は出来ていなさそうな気がする。

 

白薫玉

 

 白薫玉もだいぶ新葉が出てきた。そして、右下の株は分頭確定(喜)。左下も、サイズ的に分頭しそうな気がする。

 

バッカス

 

 バッカスもだいぶ開いてきた。こういう赤系の変異株もなかなかいいものだ。こうなるとつい、紅大内玉も欲しくなってくるが、厄介な品種であることは重々承知しているので鋭意保留(苦笑)。現在の自分の栽培技術なら何とかなるかもしれないが、値段も高いことだし…(←貧乏性)。

 

自生地の妖玉

うちの妖玉

 

 そういえば、研究用に海外のHPでディンテランタスの自生地写真を集めていたら、うちのとそっくりな妖玉の写真を発見した。株の形態などがあまりにもそっくりで、笑ってしまうほどだ。うちの方は、前回の写真では脇芽がよく写っていなかったので、よくご覧いただきたい。国内では比較的珍しいと思われる、妖玉の群生株(まだ群生の一歩手前だけどw)だ。この写真では分からないが、もしかしたら自生地妖玉の方も右下に脇芽があるかもしれない。ちなみに、自生地写真の方は、種名のキャプションが「puberulus(※妖玉のこと)」になっていた。やっぱりお前は、妖玉で間違いないな(苦笑)。また、ご存じのように岩石栽培なので、生えている地面の見た目が似ているのも改めて何となく嬉しい。誤解のないように言っておくが、うちは見栄えや過湿対策等で表層にだけ石を転がしてあるわけではなく、鉢の内部にも表土と同じ比率で石と土を入れている(石の間に土が入っている感じ。また、リトープスは別の事情により「表層にだけ」石を混ぜていない)。自生地でも、土壌の中には結構な割合で石が混じっていると考えているからだ。私の岩石栽培はそれを再現する目的でやっているわけだが、その効用の一つとして、石が持つ「熱しやすくて冷めやすい」という性質がある。すなわち、石の存在によって、夏場の昼間はカーッと熱くなる一方で、夜間は一転して冷えやすくなるという現象が自生地で起きていると考えているので、我が国での酷暑対策としても有効ではないかと期待しているのだ。実際にどれほどの効果があるかは見定めがたいが、我が家のメセンたちの生育状態から判断するに、いくらかの効果はあるのではないかと思っている。