リトープス脱皮経過その1、あと南蛮玉のこと | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

シグナルベルグ

 

 シグナルベルグもかなり脱皮が進んだ。今年は分頭しない模様。

 

黄鳴弦玉

 

 黄鳴弦玉も順調に進行中。左端の大きい株は分頭するかもしれない。

 

麗虹玉×2

 

 2鉢ある麗虹玉は、いずれものんびりとした脱皮スタートである。今年の天候不順がたたったのか、球体に相当なダメージを受けているものもあるが、うちのリトープスはこれくらいでは死なない。あとは、大株2つが分頭するかどうかといったところ。

 

 話は変わるが、先日たまたまディンテランタスの南蛮玉が売られているのを発見した。そもそも南蛮玉はまだ導入するつもりがないのだが、それにしてもかなり「結構なお値段」であった。南蛮玉の販売価格がディンテランタスの中でも特に高めであることは以前から知っているので、今さら驚きはしないが、やっぱり高いんだなあと思う。で、高いのは歩留まりが悪いからであって、歩留まりが悪いのは栽培が困難だからだろう。そうなると栽培がどう困難なのかという話になるわけだが、「デリケート(?)なので日本の高温多湿に弱い」「(原因はよく分からないが)腐りやすい」などといった、従来通りの雲を掴むような説明にとどまっていたのでは、話が先に進まない(闇)。というわけで、ディンテランタスに関する私の持論によるならば、おそらく南蛮玉は「ただでさえ日照不足に弱いディンテランタスの中でも特に日照不足に弱い」のではないかとニラんでいる。夏場の高温対策はある程度施すとしても、栽培のキモはやはり強光線を当てることではないかと思うのだ。それに加えて更に、南蛮玉に関しては厄介そうな要因がある。それは自生地である。どういうわけか、南蛮玉の自生地だけはディンテランタスの他の5種類とは完全に離れていて、それこそ「飛び地」のような、しかもごく狭いエリアにポツンと位置しているのだ。私は、ここの環境がかなり特殊なのではないかと推測している。ここから先は推論に過ぎないが、この自生地の特殊性が、ディンテランタスの中で唯一のシワの入った特異な表皮を生み出し、それが生存のための何らかの機能(結露をキャッチしやすくなるとかetc.)を担っているのではないかと考えている。そんなこんなで、南蛮玉に着手するのは、この自生地の環境の特殊性を突き止めてからの方がよさそうなので、重い腰を上げて(笑)情報を収集していこうと思っている。