幻玉
特に変化のない幻玉。若干南側に傾いてきたような気がしたので鉢回しをし、じっくり見てみたが、やはり目立った変化はない。導入後の脱皮完了時の写真と比べてみても、あまり大きくなっていないような気がする。春桃玉が(悩ましい方向性ではあるが)2対目の葉を出して妙に大きくなっているのに対し、この人はこれでいいのだろうか(惑)。なんだか少々気になっている。
そういえば、新規導入したリトープス用丈高鉢のことで報告が一つ。改めて説明しておくが、この丈高鉢を導入した理由は、表土以下の大部分はなるべく乾きやすくする一方で鉢の深部にはある程度の水分を残留させることにより、自生地の土壌に近い状態を作り出そうとしたことにある。したがって、鉢内の用土構成は通常の多肉鉢と上下が逆、すなわち、底部に通常用土の層を数センチ作り、そこから上は砂利主体で岩石化…要するに、極端に縦長の新型岩石鉢にしたということだ。それで実際にどうなるのかと竹串を刺して様子を見ることにしたのだが、結果は思惑通りであった。灌水する前に引き抜いてみたところ、串の先端3~4センチだけが湿っているという、理想的な状態だったのだ。直根性であるリトープスの根がここまで届けば、まさに自生地に近い状態が実現できる。というわけで、結構よさそうな感触の丈高鉢である。