魔玉 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

魔玉

 

 魔玉の3対目の葉にシワが寄ってきてしまった。他のメセンと同じように灌水してきたつもりだったが、何故だろう。そして、その代わりといってはなんだが、例の単葉(?)の妙な脇芽がグイッと成長してきた。もしかして、こやつに水分を取られているのだろうか…。春桃玉の2対目の葉もそうだが、この人に関しても今後どうしたいのかがよく分からない。とりあえず単葉のまま大きくなって次回の脱皮で通常葉へ、という展開であれば「分頭して群生株に近づいたね」でハッピーエンドなのだが、一体どうなることやら。それにしても、3対目はこのまま萎れさせていいのか…。いやいや、ちょっと待て自分。そもそも他のメセンと同じように灌水やシリンジをしてきたのだから、水分不足ではないだろう。そして、判断を誤って腐死させてしまった、かつての帝玉の例もある。ここで焦って灌水量を増やしたりしたら、同じ轍を踏むことになるのではないか(汗)。おそらくは帝玉と同様に、この人もこの人なりの事情で葉の対数を増「減」させる種類なのだ。しかも今は、妙な脇芽を抱えているという特殊事情もある。要は、普通に水やりして見守っていればいいということだろう。この程度のことで栽培方針をブレさせてはならない。無理に灌水量を増やして腐死させるくらいなら、下葉が萎れて対数が減っても元気な方がよほどいい。

 

 あと、花殻がまだ割としっかり残っている。まさか種が出来ているとも思えないが、週末にでも外して調べてみるか。それと、天候不順が響いているのか、1対目が少しスプーン葉(魔玉特有の徒長葉)気味になっているのも気にかかる。世間ではあまり認知されていないが、これはよろしくない傾向だ。徒長させることなく、なるべく丸く(=自生地での姿)育てたいのだが…(悩)。

 

 今週は今のところ、予想していたよりも天気がいい。明後日あたりからは微妙らしいが、それまでは露天栽培組を外に出しておく予定。今の時期の日照は貴重だ。