麗虹玉と銀月 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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脱皮が終わった麗虹玉

 比較実験を終えた麗虹玉(シリンジで管理していた方)の旧葉がなかなか取れないので、試しに引っ張ってみたらそれぞれスポッと抜けた。干からびてかぶさっているだけの状態だったらしい(そのため、右側の4つは日照不足で色が悪い=緑がかっている)。旧葉はカビていたが、株本体はもちろん無事である。分頭したのか3葉化したのかよく分からない株が一つあった(写真中央上)、旧葉を取ってみたら普通に分頭していた。(^^ゞ

 ともかく、麗虹玉を使ったこの比較実験の結果、我が家の環境(無遮光+岩石栽培)での結論としては、脱皮中の夏季降雨地帯産リトープスは腰水で管理しなくても大丈夫、ということになった。腰水はなにしろ手間がかかるので、来年からはもうやらないことにする。ただし、カビの発生を防止するため、頭上を避けての微量灌水で対応することになるだろう。

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銀月の新芽

 今年も「初夏に」銀月の脇芽が出てきた(まだ小さくてかわいいなあ)。言うまでもなく、「涼しくなったから成長を始めた」のではない。しつこく言っておくが、やはりこの生育サイクルはいわゆる「冬型種」のものではなく、むしろ逆に、これから育っていくのだ。初々しい新芽が出てきているこの状態で「冬型種」だからと遮光や断水を始められたらどういうことになるか、賢明な読者の方々ならお分かりいただけるだろう。