
また二重脱皮してしまった大津絵
順調にリトープスの脱皮が進んでいたと思っていた矢先に、ショッキングなことが起きた。ようやく導入時の二重脱皮状態を修正した大津絵が、また二重脱皮を起こしたのである(愕然)。思えば去年の脱皮時期は、なんとしてでも余計な葉を枯らそうとして断水状態で過ごしていた。それが功を奏したのか二重脱皮は解消し、今年は旧葉が結構萎縮したのでそろそろ大丈夫かと思って慎重に少しだけ腰水をしたつもりだったのだが、それすらもまずかったらしい。いぶかしく思って調べてみると、どうやら、件の青磁玉に加えてこの大津絵、更にうちにある種類でいうと碧瑠璃あたりも二重脱皮を起こしやすい部類のリトープスであるらしい。ある意味(成長はしているのだが)状況が振り出しに戻ってしまったので、もうガッカリである。大津絵に関してはしばらく断水し、今後は青磁玉と同レベルの管理を検討することにする。そういえば、昔、古い栽培法でリトープスを育てていて最終的に全滅させてしまった時に、最後まで残っていたのが大津絵だった。脱皮時や夏場に完全断水するという旧来のやり方が、たまたま冬季降雨地帯産の性質に合う側面があったためと思われる。これまで、どちらかというと夏季降雨地帯産の性質に合わせてリトープス栽培を進めてきたが、冬季降雨地帯産の栽培方法に関しては大幅に見直さなければならない気がしてきた。