リトープスの脱皮開始(続報) | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

イメージ 1
脱皮が始まった日輪玉

 昨秋開花した株なので遅めになったが、日輪玉も脱皮が始まった。左の株はなにしろこの大きさなので、今回、分頭するらしい。鉢がこの大きさではさすがに手狭だが、今回新導入の丈高鉢なら径にもう少し余裕があるから(元々群生株でもないが)バラさずになんとかなるのではと思う。何度も書いているように、メセンの栽培スペースには限界があるので、おいそれと鉢を増やすわけにはいかないのだ(哀)。

イメージ 2
脱皮が始まったセリーゼ

 セリーゼもようやく右の株が脱皮を開始したが、花殻が脇に寄っているので分頭はなさそうだ。この人もグイグイ育ってしまってこの鉢では限界だが、例の丈高鉢ならこの程度の株は余裕である。ちなみに、丈高鉢は念のため「中」と「小」を買ってみたが、とりあえず「小」だけで済みそうだ。というか、済ませなければ困るという事情がある。実は「中」サイズは意外と大きくて場所をとってしまうので、よほどのことがなければリトープス用には使いたくないのだ(苦笑)。

 ところで、グイグイ育っていると書いたが、うちでは肥料の類いはほんの少ししか与えていない。いわゆる元肥としても春先にマグアンプを気休め程度に表土にほんのちょっとふりかけるだけで、あとは日照不足で苦しい冬の時期(メセンもそうだが、栽培者である私の胸中も苦しいのだ。おわかりいただけると思うが…)去年からペンタガーデンを試験的に時々使っている程度である。なので、うちのメセンたちは、(適切な管理をした上での話だが)真夏でも容赦なく続けている直射光栽培による日照のみでほとんど育っているといっていい。やはり、最高の肥料は日光なのだ。遮光などして光合成にブレーキをかけてしまったら、液肥などをガンガン与えたところで補えるものではないだろう。ちなみに、自生地の土壌構成を考えれば、もしかしたら元肥のマグアンプも必要ないかもしれない。

イメージ 3
脱皮が始まった黄鳴弦玉

 黄鳴弦玉もようやく動き始めた。問題の「単葉株」の内の一つも脱皮が始まっているが、やはりどうやら普通の形状に戻るつもりのようだ。以前にも書いたが、一般的に単葉や三葉は性質として安定せず、次の脱皮で元に戻ってしまうものである。単葉のうちに珍品としてネットオークションに出して一儲けしておけばよかったかな(冗笑)。

イメージ 4
脱皮が始まった白薫玉

 白薫玉も動き出したが、2年ぶりに分頭するらしい。この人もそうだが、うちではなぜか花紋玉系だけが根を枯らしてこじれてしまうことがある。そのこともあって保水力を高めた新型岩石鉢に切り替えたのだが、例の丈高鉢なら(中身の大部分が砂利であるとはいえ)用土の量自体にも余裕が出るわけだから、この点も改善されるのではないかと期待している。