丈高鉢、仮導入 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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 先日の風雨で吹き込んだ雨水を浴びてしまったリトープスの何株かを、水分過多にならないよう念のための応急措置として引き抜いたのだが、ついでなので、今回主にリトープス用に新規導入した例の丈高鉢に植え替えた。もちろん中身は新型岩石鉢に仕立ててあり、底部に3~5センチほど(←リトープスの種類によって加減してある)土の層を作って、そこから上は砂利主体で仕立ててある。さすがにこのサイズだと大きめのリトープスでも余裕を持って深植えにすることができるので、なかなかいい感じだ。ただ、このように普通のプラ鉢と並べてみると、思った通りバランスが悪い(笑)。個々の鉢の日当たりにも影響するので、脱皮の進行状況を見ながら他のリトープスたちも早めにこちらに移行したい。一方、地面に埋もれないメセンである帝玉や魔玉のような「露出系(笑)」はこういう鉢に植え直す必要はないだろうからそのままにして、丈高の新リトープス鉢の手前に並べればちょうどよくなるだろうと考えている。

 いろいろ新たな要素が出てきたので、うちのメセン置き場に関する課題をここでちょっとまとめておく。

①通風は確保しつつ、多少の風雨では吹き込まないレベルにまで防雨措置を強化すること。

②新しい丈高鉢は従来の小型プラ鉢よりも少し径が大きいために場所をとってしまう。したがって、この限られたスペースにメセンを詰め込むため、水上栽培の土台を置き場の限界いっぱいにまで拡充すること。

③丈高鉢での新型岩石鉢も始めることになったので、それらに今後どのように腰水をおこなうかを検討すること。ただし、腰水に関しては別の問題があるので、それは後日詳しく論ずることにしたい。

④丈高鉢にした場合、それをそのまま二重鉢にすることは不可能であると思われる。なぜなら、このようなサイズに合った素焼き鉢は恐らく存在しないし、あったとしてもかなり場所をとってしまうからだ。水上栽培は継続するものの、冬季降雨地帯産のリトープスが二重鉢なしで酷暑をしのげるものなのか頭が痛い。よい方策があるかどうかわからないが、それについて検討すること。

 以上であるが、ともかく始動時期に当たっての課題が山積している。ない知恵をあれこれ絞らねばならない。