青磁玉、もうダメか? | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

イメージ 1
腐り始めてしまった青磁玉

 夏頃からどうも色合いがよくないなと思っていた青磁玉が、いよいよ腐り始めてしまった(大汗)。他のリトープスたちは概ね順調なのだが、青磁玉に関しては敗北寸前と言っていい。せっかく先人たちから学んでメセン栽培の再スタートを切ったというのに、誠にお恥ずかしい限りである。今のところ無事なのはもはや左側の1株だけで、あとのはもう全部グラグラしているから助からないだろう。敗因はおおよそ分かっている。この青磁玉の導入時(28年初夏)にはまだ冬季降雨地帯産の栽培方法に関する自分の理解が浅かったため、適切な管理ができずに異常脱皮させてしまい、それを解消するために余計な体力を使わせたりしているうちにすっかり消耗させてしまったのだ。今夏はシリンジのみの辛めの灌水にするなど適切に扱ったつもりだったが、衰弱から回復させるにはもう手遅れだった。そして、よくある失敗リトープスのパターン通り、秋になってからおかしくなってしまった。同じく冬季降雨地帯産の繭形玉(今春導入)の状態は特に問題ないので、原因は導入初期の管理ミスによるダメージを引きずってしまったことにあると見て間違いないと思う。ただし、最初にも書いたように、まだ1株生き残っている。生き延びてくれれば挽回のチャンスはあるのだが、そのチャンスは与えてもらえるだろうか。全ては青磁玉自身の体調や体力の問題なので、いずれにせよ見守っているしかないのだが。

 そういえば、同じグループなのにアルビニカは調子がよくて紫勲がイマイチな原因が判明した。どうやら、同種内のバリエーションであっても、紫勲の方が強光線に弱い傾向があるらしいのだ。うちは日照条件が決していい方ではないのだが、それでも盛夏の直射光栽培は紫勲にとってはキツかったのかもしれない。そして、もしかしたら他にもある生育状況のパッとしないリトープス(花紋玉など)の原因も同様かもしれない。これらは少し栽培環境を変えた方がいいのかもしれないが、そうはいっても寒冷紗などを使ってキツい遮光をするのはやはり良くないだろうとも思う。これらへの日光のマイルド化(?)については、夏が来るまでに検討しておくことにする。