帝玉順調 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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 帝玉の新葉もだいぶ成長してきた。特に左側の株は、導入時(去年の夏)は徒長していたこともあってこんなにヒョロヒョロ(↓)だったので、ずいぶんしっかりしてきたものだ。
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 新葉が育ちすぎて、残った外葉(例によって帝玉の場合、「旧葉」とは言いたくない)がやけに小さく見えるが、元がこんなもの(↑)だったのだから、こうなるのも当然か(苦笑)。いずれにせよ、この人は今後2対の葉で体力を充実させてやっていきたいらしいので、温かく見守っていきたい。

 何度も書いていることだが、帝玉は葉が2~3対あるのが正常な姿なのであって、リトープスのように毎年必ず脱皮して成長するタイプのメセンではない。したがって、旧葉(帝玉の場合、必ずしも「旧葉」ではないのだ)を早く枯らして「脱皮」させようなどと血迷って断水したりしてはいけない。そんなことをしたら確実に衰弱する。うちでもこのいわゆる脱皮シーズン中は、むしろリトープスなどよりも灌水量を増やしていたくらいである。この充実ぶりをご覧いただければ、以上のことに関しては一目瞭然だろう。ただし、その一方で、外葉の維持に過度にこだわってもいけないのだ。私が前回ダメにしてしまった帝玉は、順調に育っていたのにまさにそれをやらかしてしまったのである。おそらく帝玉は、自分自身の様々な事情に基づいて適宜葉の数を変えながら生育するのだ。栽培者が「お前は葉が3対あるべき株だろう」などと決めつけてはいけないのだと、改めて反省している。なので左側の株の外葉も、帝玉自身が必要ないと判断したのなら年度途中でも(←なんだかお役所みたいだなw)枯らしてしまって構わない、それくらいの気持ちでいるべきなのだろうと思う。