
久しぶりに登場の魔玉。花は終わってしまったが新葉が充実してきた。以前にも書いたように、魔玉本来のあるべき姿に近づいてきているように思う。うちはなにぶん日照条件が良くないのだが、それでも無遮光で精一杯日に当ててきた成果が形になりつつある。自生地での半球形の葉にできるだけ近づけるよう、今後も頑張りたい。改めて声を大にして指摘しておくが、国内栽培品のスプーンのような形の柄のある葉の魔玉は、ほぼ間違いなく徒長した姿だと考えている。そしてその原因は、我が国では栽培の基本であるかのように思われている夏場の遮光なのだ。メセンは基本的に遮光も断水もしてはならない、というのが、回り道をしてたどり着いた私の結論である。
ところで、うちの魔玉の葉はこれで4対目になる。こんなに葉を重ねていいのかと思われるかも知れないが、帝玉や魔玉の葉の多さは体力に直結すると考えているので、私としては好ましく思っている。