比較実験の経過 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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比較実験中のエルサム(右が通常用土のもの)

 先日、岩石栽培の評価について言及したのだが、それに関連して、一つ気になる事例が出てきた。以前、エルサムのカキ子を使って比較実験を開始したのだが、その生育状況に明らかな差が出てきている。すなわち、このエルサムに関しては、通常用土で植え込んだ方が明らかに大きく育っているのだ。もしかしたら、岩石鉢の水切れの良さが裏目に出て、エルサムにとっては水分が足りていないのかもしれない。いずれにせよ、少なくともエルサムは岩石栽培向きの植物ではないと判断せざるを得ないだろう。実をいうと同属の猩々丸や断琴丸も生育状況がパッとしないので、もしかしたらマミラリア属は全般的に岩石栽培向きではないのかもしれない。新ブログに移行したこともいい機会だと思うので、この辺でそろそろ岩石栽培の見極めをし、不向きだと判断されたものは砂利の混合率を下げるなどして軌道修正したいと考えているのだが、大がかりになりそうなので子細はまた後日。