※記録も兼ねてるので、長文です。
前月半ばに、病院で「2、3日様子を見て……」と言われました。
その後数日は、更に体調悪化。
手術を覚悟しました。
不思議なことに、こちらが覚悟した途端に、急激に体調がよくなってきました。
「石が出たんだな」と、一安心。
水を多目に飲ませ、散歩はゆっくりとおしっこをしやすい環境に。
トイレシートはいつもよりこまめに取り替えて快適に。
結石は再発しやすいし、エサを変えることも検討しつつ、元気になったとはいえ、それ以来出来る対策はしてきました。
ところが。
9日の夜
また血尿。
そしてすぐに始まった、タラタラとした頻尿。
その一時間ほど前には、ジャーッと勢いよくおしっこしてたのに!なぜ!
前回ほどひどくはなく、数時間で血尿と頻尿は治りましたが、ほとんど寝ています。
10日
朝からおしっこはいつも通りにジャーッと勢いよくいい感じ。
ペットクリニックは午後の予約が取れたので行ってきました。
先生はすぐに膀胱洗浄。
すると……前回のように、何か細かい砂のようなものが尿の中にたくさんありました。
薄いけど、血も混じっています。
膀胱洗浄後、顕微鏡で石を調べ始めた先生。
「これはちょっと珍しい厄介なタイプだね……」
シスチン結石、のようです。
犬の結石は、ストラバイト結晶や、シュウ酸カルシウムがほとんど。
先生の話では、「結石の中でも1%あるかないか」「診療してて1年に出会うか出会わないか」そのぐらいのレアなタイプだそうです。
念のために、石を専門機関に分析してもらうことに。シスチン結石でほぼ確定してるけど、それを更に確実なものにします。
結果は1週間後。
1週間の間、ワンコは、抗生物質はkh816、フードはロイヤルカナンのphコントロールで様子見です。
そして、先生はシスチン結石の効果的な治療法を考えておいてくれるとのこと。
ロイヤルカナンのphコントロールも、シスチン結石には効くか分からないので、それも調べておいてくれるとのこと。
帰宅後、家族には簡単に病気の説明。
そして、「絶対に勝手におやつや食べ物をあげないで!!」と、厳重注意。
今のところ調べてわかっていること。
・先天的な腎臓疾患
・完治はしない
・レントゲンには写らない
・タンパク質に含まれるアミノ酸の一種、シスチンの代謝が出来ない
・シスチンはアルカリ性の尿に溶けやすい
・尿が酸性になると結晶化しやすい
・高タンパク、高ナトリウムの食事は避ける
・石が大きくなれば手術
お散歩後のお楽しみ、ジャーキー1本も、今後はお預けです。
パパが食事中、ちょうだいちょうだいと甘えて、ちょっとゴハンをもらうのももう禁止。
なんてかわいそうに!
でも、結石がたまったらもっとかわいそう。
カリカリ以外にお楽しみも食べさせてあげたいから手作りフードも考えたけど、シスチン結石の場合、どんなフードなら大丈夫なのか情報が少ない。
よくあるタイプの結石でも、厄介なことには変わらないし、シスチン結石だからと言って危険なわけではないようだけど、情報の少なさは心許ない。
次の病院まで、私は素人なりに病気のことを勉強しておかねば。
それにしても……
娘といい、ワンコといい、なんで珍しい病気に引っ付かれるのか。
シスチン結石は、ほとんど雄が発症するらしい。
劣勢遺伝子を持っていても、雌はほとんど発症しないとか。
ワンコは雄。姉妹が5匹いたけど、みんな雌。
兄弟姉妹の中で、この子だけの運命か。
しかし、大事なのは……
病気は憎むべきだけど、この子と出会った運命はとても幸せってこと。
ほんとにこの子がうちの子でよかった!
そう思うが故に、よりかわいそうに思っちゃうんだけどね……。