体調の経過

 

 

娘が起立性調節障害と診断され体調不良との投稿から、二ヶ月以上経過しました。

 

1学期末の学習合宿はキャンセルをし、その間学校がないのでコロナワクチン3回目。

ただでさえ体調が悪いので打たない予定でしたが、

私の接種予定日に「私も打ちたい」というので一緒にワクチン接種。

今回は関節痛が一番ひどく、ふたりで痛みで数日うめきましたが、

それさえ過ぎれば立ち上がりが早く無事に済みました。

 

その後の夏休みの予定は、学校の夏期講習とオンラインの予備校の夏期講習だけ。

学校の夏期講習は毎日思い悩みながら、ほぼ欠席。

予定のないお盆休みは比較的元気になり、しかし後期の夏期講習が始まるとまた体調悪化。

 

二学期を迎え、やはり体調は悪いまま。

夜眠れない、朝起きれない、吐き気、立ちくらみ、頭痛、腹痛、ゲップ、食欲不振、震え、冷え・・・

体重も4キロほど落ちました。

起立性調節障害は午後や夕方には元気になるのに、ちょっと違う。

1週間に1時間登校できればいいぐらい。

 

 

通院の経過

 

治療してもらえる病院が見つからず、夏休みは完全に足場を外された状態。

 

症状は起立性調節障害の域を出ているし、心療内科しかないな、と思いましたが、

私が通院していた信頼できる心療内科には、7月の時点で診察を断られていました。

 

他の心療内科を探してもなんだか信用できず、9月初めに再びその心療内科へ電話。

以前は「起立性調節障害を診て欲しい」と話しましたが、聞き方を変え、

様々な体調不良の症状のひとつとして起立性調節障害と伝えました。

すると、

「とても辛そうなので、今日は初診を受け付ける日ではないけれど、今日来ていいですよ」

「体調悪かったら、予約時間遅れてもいいから」

 

ありがたかった・・・・・・・!!!

 

心理検査を経てカウンセリング。

「どうして心療内科に来たの?」から始まり、今までの経過を説明。

 

その後、治療してもらえることに決定、毎週通院しています。

「不安感が強く、それが様々な体調不良の原因になっているのだろう、

体調の辛いところを少しずつ取り払いながら、不安感をコントロールできるようにしていきましょう」

というお話。

安定剤や睡眠薬、その他諸々、毎週じっくり話を聞いた上で薬の量や種類を吟味。

薬の飲み方や、過ごし方、物事の考え方など、ゆっくりアドバイスしてくれます。

 

「卒業できるか心配」と話したところ、

「人の悩み事の大半は、他人に関することなんだよね。

卒業は学校の大人が決めることだから、あなたが考えても解決することではないからなるべく考えない。

それに、進路の選択肢はたくさんあるから大丈夫。

それより、あなたは体調がよくなること一番を考えてればいいの。」

 

他人がなすことは考えない、それ、私にもすごく響いて横で聞いていて泣きそうになりました。

 

この1ヶ月で便通が整い、今週から吐き気が課題に移りました。

深呼吸できなくなる感じ、と一言説明したところ

「あぁ!分かったぞ、吐き気の正体が見えたぞ」との頼もしい言葉とともに言われた病名が咽喉頭異常感症。

 

喉に何か球が詰まった感じ、胸が苦しい、ゲップをしたいのに出ない・・・

聞いたこともない病名だったけど、症状は完全一致。

先生、すごいです。

処方された漢方薬の効き目が早く出るといいな。

 

 

学校の対応

 

先日、また面談によばれました。

メンバーは、主幹、担任、本人、私。

まずはこちらから体調や通院の状況説明。

 

で、本題。

学校の卒業の条件が変更になったらしい!

 

7月の面談では、

出席日数8割に満たず落とした科目は課題を提出して会議で認可されれば卒業、との説明。

それが、

「それは成績不良の場合のみ。

出席日数が6割に満たない科目がひとつでもあると、卒業保留となります。」

 

は?

なんで条件変わってんねん。

もうダメじゃん。

 

と思ったら、

「本人の意志を確認したい」と主幹。

 

その時の娘は、どうにか面談には出席していたものの体調最悪。

前から私に「先生達と話していると、どうしても涙があふれそうになる」

と訴えていたそのとおりに、真っ青な顔で涙目。

 

でもここは運命の分かれ道になる頑張り時!

言葉をふりしぼっていました。

 

「卒業は、したい、です。みんなと、一緒に、卒業、したい、です。」

 

言えた!!!

 

すると、主幹は

「それを確認したかった。

私達も本人の意志を尊重したいので、3点条件をクリア出来れば、校長次第で卒業認可できると思います」

 

3点とは

・医者の診断書(今まで伝えていた病名は起立性調節障害。これだと午後には登校できるとの印象になりかねない)

・頑張って登校する姿を見せて欲しい(もうちょっと登校しろ、ってこと)

・定期テストは受けること(時間に遅れてもいいし、別室受験でもいいよ、と)

 

「3点、全部そろってないとダメってことではないです。

体調優先なので、無理は絶対にしないでください」とのこと。

 

定期テストは、「遅刻しても別室受験できるのなら頑張る」と本人が言うので頑張ってもらおう。

 

 

 

我が家の対応

 

条件にある診断書は病院で相談。

「病名、どうしようかねぇ」とつけられた病名は「適応障害」

学校側からの条件も鑑み、「症状重篤により登校困難」と書き加えてくれました。

条件一つはクリアです。

 

進路について、「大学行かないのなら、元気になったら就職」と娘に話したら、

大学には行きたいらしい。

受験は、試験日に行けるかどうかが疑問だけど、まあ今年する予定。

浪人は、「1年間モチベーション保てる自信がない」とか言っている。

こんな状況でもニュースを見聞きするうちに少し将来の夢が変更してきているし、

この空虚な時間は、ゆっくり考える時間を持つチャンスと捉えることもできる。

 

卒業できなかった場合は、高認試験が進学への近道。

高校までの単位は既に全部取得済みとのことなので、

高校卒業認定試験をもし受ける時は、得意な科目一科目受けるだけでいいらしい。

ただ、高認試験合格しただけで進学しないと、最終学歴は高校中退扱いとなるから注意。

 

先生達と話すと涙が出そうになる、と上に書いたけれど、恐怖心でうわーっとなるそうだ。

先日の面談中も、先生方が席を離れた時間に、我慢できずに泣いていた。

ここら辺は、今後の認知療法が必要、と思う。

それなのに、登校する→担任と二者面談で1時間ほど拘束、の繰り返しなので、

ますます登校への心労が募るばかり。

今回、適応障害と診断も出たこともあり、

「面談は短時間で。込み入った話の時は私も付き添いたい」と担任にお願いをしたところ、

担任から了解との連絡あり。

本人も「短時間なら我慢する。伝えてくれてありがとう」とのこと。

 

 

楽しいこと

 

ここまで書いていて、めっちゃくちゃ暗い感じなんだけど、それだけではない。

 

9月の文化祭。

高校三年生は参加は自由。

数人の友達と後輩と約束をしたものの、前日まで「無理、行けない」と言っていたのに、

当日は朝から鼻歌歌いながら登校してました。

丸一日遊んで次の日までぐったりしていたけど、楽しく遊べる友達の存在に感謝。

 

登校が少ない分、運動量が減ってしまうので、なるべく家の外に連れ出すようにしている。

以前は買い物中に吐き気や疲労で座り込むことが多かったけれど、

今は最後まで一緒に普通に歩けるようになった。

むしろ、一緒に出掛けたいらしい。

 

それと、最近家族でよく行くのはボウリング。

三週連続で行くほど、娘の中でブームが発生。

初めてのストライクでは飛び上がって喜んでいた。

100超えが目標だったが、前回は最高125!

シューズ買っちゃおうかな。

 

小学校の時から、爪噛みが治らない子でした。

が、ここ1ヶ月、頑張って爪を伸ばしています。

インスタで情報を得ながら、お手入れグッズを自分で購入。

毎晩お手入れしていて、まだ爪は薄いけどきれいな形に生えてきました。

四者面談の帰りはストレス過多で「爪噛みたい」と何度も言っていたけど、我慢できた様子。

 

美容に目覚め、1ヶ月前から私の光脱毛を使用するように。

そして、今まで敬遠していたショートパンツを着るようになりました。

「新しい世界が広がった!JKぽい!」と姿見の前で満足げ。

ぽい、って言うか、JKなんだけどね。

次はミニスカートにも挑戦するんだって。

 

 

ここまで書いていてやっと気付いた。

楽しいことは9月以降に集中。

心療内科に通い始めてから、確実によくなってる。

急性期は過ぎて、回復期に入っているのかもしれない。

 

 

そして、たった今、2ヶ月止まっていた生理が再開した、とのこと。

これもよくなっている証拠だろう。