先日、娘とモスバーガーに行き、おしゃべりに花を咲かせていました。
どういう話の流れでそうなったかは忘れちゃったけど、
「あのね、ママ、本当のことを言うとね……あぁ~、やっぱりいいや」と言いよどむ娘。
もちろん、そこまで言われたら気になるので聞き出しました。
「入学式前の学校の宿泊オリエンテーション、楽しかったって言ったけど、ほんとはつまらなかったの」
!!
あんなに楽しみにしてて、帰ってきても満足げだったのに!!
「どんどん周りは仲良しグループ出来て楽しそうなのに、私は入れなくてほとんど一人ぼっちだったの」
涙をこらえるのが、相当辛かったとのこと。
「何で楽しかったって言ってたの?」
「ママが心配すると思って~」
気付いてやれなかったショックと、気遣われていた優しさと、娘の人見知りを忘れていた己のアホさと。
あー、もう。
そして、困りすぎて、「マジですか!」って笑っちゃいました。
「それで?それで?」と、色々聞き出すと、
「待ってよ~、私、思い出すのも辛いんだから~」と、涙を流しながら笑いが止まらなくなった娘。
ひとしきり笑った後、
「笑い話になってよかったね」
「今は頑張って友達たくさん作ってる」
「あの時、ぼっちの辛さを味わったから、そうならないように努力してる」
「入学後、友達出来て本当によかった」
そうだそうだ、なかなか話し掛けられずに失敗したり、何となく浮いちゃったり、辛くても辛くないふりしたり、そんなことは誰しもあるけど、ずっとそこに留まらずに一歩踏み出せたのなら人間的にも成長したよね。
言われてみれば。
宿泊期間中の思い出話に、固有名詞が登場せず、フワフワとしてるな、とは思ってたの。
同部屋だった子のうちの一人と同じクラスになれて、「良かったね!」って言ったら微妙な表情してたのも不思議だったんだ。
……思い出すと気付いてあげられるチャンスあったのにな……ごめんね。
散々話した後にはもちろん言っておきました。
「心配なんてたくさんかけられていいんだから、正直に言ってね」
優しい嘘をつけるまでに、いつの間にか成長していたことは嬉しいんだけどね。
それよりは一番の相談窓口でいたいのです。