昨日は清々しい気持ちで、娘を見送り、しかし、それから紆余曲折ありました。




試験終わりの娘を出迎えた時。

ウキウキの私に反して、私の顔を見るなり顔を歪める娘。

顔色すら悪くて。

絞り出すように出した言葉は……

「失敗しちゃった……」



それきり、何も話さなくなってしまいました。

近くまで来ていた旦那に車で拾ってもらい、二人で労いの言葉をかけますが、立ち直れず表情は暗いまま……。



その後、答案を再現するために塾へ。

私は車で待機。

塾の退室メールが来た2分後、車の横で声を押し殺して泣いてる娘に気付きました。

何も理由を聞かずに車に乗せ、帰宅。



そっか。

ダメか。

悔し泣き出来たのは、頑張った証拠。

よくやったよ。



夜遅く、ボーッとテレビを眺めていた娘に気付かれぬよう、そおっと都立の問題を出してみました。

鉛筆の走り書きをたどってみたところ、ほんとだ、ものすごいテンパってたね。

今年は難易度が上がっていることを差し引いても、解ける問題をたくさん落としてしまっている。

これは悔しかろう……

「発表まだなんでしょ?分からないよ」と旦那は言うけど、そんなに現実はぬるくない。



そんなことを思っていたら、塾長から電話。

「娘さん、相当ショックを受けていたようで」
「結果はまだだから希望を持って」

うん、そうね。

でも、たくさん模試を受けてきたから、合否の見当はついたよ、塾長。

我慢してたけど、電話切るなり私は泣いてしまいました。


「何でママが泣くの?」

「だって、すごいすごい頑張ってたのを知ってるから。あなたがどんなに悔しいかと思うと。」



娘にとっての人生初の悔し泣きは、やり切った勲章となりました。

私が流した涙は、あえて娘に一番厳しい道を歩ませた間、ずっと我慢してた辛さとか、充実とか幸せとか、申し訳なさとか、色々な感情。

えぇーい、一気に昇華しろー!!




落ちる子がいるから受かる子がいる。

それが摂理。

前を見よう。



今日はお昼まで娘とのんびり。

その後、ちょっぴりの涙を流してから、楽しく進路について語りました。



そして、やっと今はまた清々しい気持ちです。

先程、娘に聞いてみました。

「受検してみて良かったと思う?」

しばらく考えていた娘。

「良かったと思う。いい経験になったし、思い出してみると楽しかった」




うん、未来は希望しかない!!



もちろん、9日は娘と発表見に行くけどね。

散々泣いたから、怖くない。

笑顔で行くよ。