今週は、三週間ぶりの外来でした。


数値がよかった訳ではなくて、主治医が夏休みだったからそんなに間があいてただけなので、ちょっと心配でした。


娘の体調で一番心配なのは肝数値。

やっぱり、もともと高かったのが、また上がってしまいまいした。

ビリルビンも高めで気にされていたのが、それも上がってしまいました。


なので、来週の外来は、エコー検査が追加されました。


「来週、エコーやるって。」と娘に告げたら、

「入院じゃないよね?」だって。

「そうじゃないよ。」とは答えたけど、100パーセントそうなのかは、来週にならないと分からない。



娘は熟知している外来。

採血も難なくクリア。

問診もスムーズ。

看護師さんとも仲良し。

同じ闘病友達とも大はしゃぎ。

お子様ランチもおいしい。


なんか、外来ライフを楽しんでいます。


もうあの闘病生活を忘れているかのようだな、と、私は思ってました。



水曜日、ザ・ベストハウス123で、小児ガンの男の子が特集されてましたね。


闘病中の写真が何枚か出てきました。


それを見て、娘は「○○っち(闘病友達)みたい。 」と、言いました。


だから、私は「○○(娘)もそうだったよね。 みんな、お薬で抜けちゃうんだよね。」と答えました。

「あぁ、そうだったね。 私、昔、こんなだったよね。」と娘。


それからしばらく、私に背中を向けたまま、テレビを見ていた娘。


テレビに映っていた男の子は、小児ガンを見事克服し、チャイルド・ライフ・スペシャリストになりたいと夢を語る、とても素敵な青年に育っていました。


映像が終わっても、私に背中を向けていた娘。


「もう寝るよ~」と、声をかけて、娘の顔を覗き込んだら、目を閉じています。

「どうしたの? 眠くなった??」と声をかけたら・・・・


目を開けた娘、その目から、大粒の涙が・・・・


「私、悪い子だから、まだ、病気、治らないんだよね。 体の中に、まだ悪いのがいるんだよね。 このままずっと治らない気がする・・・」


私、娘の目を見て、一生懸命説明しました。

いつも説明している事なんだけど。。


もう体の中に、悪いのはいない事。

だけど、悪い奴はしつこいから、また出てこないように薬を飲まなくちゃいけない事。

薬は、一生飲むものじゃないって事。


娘はポロポロ泣きながら、「ほんと?ほんと??」とくり返して、「分かった・・・」と言ってくれたけど。


不安、なんだろうなぁ。

やっぱり、忘れてなかったんだね、あのつらさを。


どうしたら、この不安を、少なくしてあげられるかな。


なるべく、普通の、極々普通の生活を送り続ける事、それが一番の薬のような気がするよ。

そして、その不安を、いつか、自信につなげていってくれたら。


実は、保育園の園長先生と話し合い、一歩踏み出す事になりました。


かねてから、今年こそは運動会に参加したいという気持ちを、保育園側に伝えていました。


だから、園長先生から、「お母さん、十月の運動会、出る??」と聞かれた時、「出たい!!」と即答しながら、思わず私は泣いてしまいました。

一時保育のままでも、特別に娘は運動会参加していいよ、と園長先生は言ってくださったけど、月極保育にして、体調の許す限り、心置きなく運動会の練習に励む事が出来るようにと、保育形態を切り替えることにしました。


やっとここまで来た!!


娘、母は、最初の保育園復帰の夢は果たしたけど、次の目標は、保育園最後の運動会参加!だったの。


保育園に復帰してもう五ヶ月。

やっと、運動会に参加出来る環境を整える事が出来たよ。


だから、頑張って運動会の練習して、楽しく運動会本番を迎えよう。


娘は、運動会に出られると聞いてから、かけっこの練習を始めました。

逃げ足は速いんだけど、かけっこは・・・・遅いんだよなぁ。。。

本番、私が後ろから追いかけようかな!(笑)


そして、運動会に参加できたら、新しい目標を見つけなくちゃね。

今度の新しい目標は、娘と一緒に考えたいな。