私の母は、「女子たるもの、髪型は、黒い直毛で、腰まで長く!」がモットーでした。
被害者は姉と私。
美容院には行かせてもらえず、いつも家で散髪。
でもねぇ、23才の時、あまりに口うるさい母親に、さすがに爆発した!!
「もうこんな髪の毛、切ってやる!!!」と、左手に髪の毛をわしづかみ、台所の鋏で、母親の目の前で切ってやりましたよ。
思い出せば、それが、私の人生初の自分カットだったね。
腰までの長髪が、いきなり肩より短い髪の毛で現れたもんだから、当時の職場は一斉に無言に・・・・。
しばらく時間が経ってから、一番歳の近い先輩が、小さな声で「何かあったの?」
「母との喧嘩が理由です」と答えたら、
「お母さんに切られたの!?」
「いえ、自分で鋏でずばっと切ってやりました」
「ひえぇ~~~おっかね~~~!!」
え。私、恐ろしい女??
その後は開放されたように、サービス業で許されるぐらいのカラーに染めたりして、髪型も自由に楽しみました。
んで、結婚を意識するお年頃の時。
どうでもいい男にフラれ、あったまに来た私は、美容院の人が止めるのも聞かずに、なぜか髪の毛を真っ黒に染めました。
次の日、職場のドアを開けた瞬間、女性の先輩が「どした!そのカラスの頭!!」と、叫んでたなぁ。
まぁ、教訓として、髪型チェンジは楽しい気分でやるべきだ、とは思ったね。
でも、人をびっくりさせるのは面白いなぁ・・・とも思った、懲りない私。
今朝、起きてきた娘、一晩で髪型の変わってしまった母を見て、驚愕しておりました。