
花見。
家族で公園でのんびり花見。
何かのついでに友人と桜並木を散策。
ここまでが私の「春になったらやりたいボーダーライン」です。
以下は余談です。
花見とくりゃ、酒。酒。酒。
酒の登場する花見は、結婚してからは、毎年強制参加です。
うちの旦那、親方やってまして、若い衆がたいてい十人くらいいます。
その若い衆をごっそり呼んで、飲み放題食い放題荒れ放題…の悪業三昧。
私は毎年、バーベキューの焼き担当として旦那に無理矢理連れていかれます。
そう、無理矢理なんです。
たまには若い男の子とお酒飲みながら話すのも悪くないわ、なんて、これっぽっちも思っていません。
それどころか、毎年花見が終わると、「来年こそは、参加しねぇぞ!」と思います。
奴らの花見は……
乾杯なんてありません。
奴らは、来るなり、勝手に飲み物を取って、勝手に飲み尽くしていきます。
旦那曰く、「男だけの職場に、乾杯はない」そうな。
4人集まると、レジャーシートは麻雀スペースで埋め尽くされます。
明るい太陽の元、あやしい空気ムンムンです。
通りすがりの人が見学に来る始末です。
でも、しっかり全員、割りばしは必須アイテムのようで。
私が肉を焼き始めると、どこからともなくやってきて、焼ける前からみんなで箸で突っつく突っつく。
焼けても紙皿に取る隙もなく箸で食べていきます。
カラスや雀が憑依したようです。
後半戦になると、あちこちに空き缶、割りばし、紙皿諸々が散乱して、目もあてられなくなります。
私がビニール袋片手にゴミを拾い始めると、たいてい誰かが「やばい!奥さんがゴミ拾いしてるよ!」と声をかけ、みんなで拾いだします。
そして、酔って足元不確かな奴らはことごとく、前かがみに膝から崩れ落ちていきます。
さようなら。地面と仲良くしてなさい。
その間、わが娘は、酔っぱらいには我関せずで、あっちこっちに逃走。
追い掛けるだけで、母ちゃんはゼイゼイです。
「だからさ。
普通の花見、やんない?
乾杯の音頭があってさ、みんな揃って最初の一口を飲んでさ。
私が肉を焼くから、焼けたら、誰かがみんなが座ってくつろいでるところに運んでさ。
ろれつが回らなくなる前にお開きにしてさ。
ほら、平和な花見じゃん?」
↑毎年の旦那への小言です。
私は毎年誰かしら女友達を、ドナドナ~と連れていくんだけど、みんな次の年には来なくなる。
私の春の風物詩、「今週末、予定ある?」攻撃、友達はみんな避けるの上手くなっちゃって。
あ。そんなキワモノな花見、体験されたい方はどぞー。
今年は私が参加出来ないので、花見の会が成功か否かの責任は、参加された女性の双肩にずっしりどっしりとかかってきます。
たくましい女性の参加を、酒と肉と若者と馬鹿者が、とても楽しみにお待ちしております\(^O^)/