日産キャラバン NV350カスタムNo.32からの続き。



今回はベッドキット装着するにあたり、荷室を広くとりたいため、リアヒーターの有無によってベッドキットの形状が異なるのと夏場は使用しないので撤去することにした。


貨物車ベースのDXグレードの利点を損なうようにリアヒーターが飛び出して設置されている。因みに乗用車ベースのGXグレードは更にクォータートリムパネルに覆われているのでDXより荷室幅は狭くなる。

撤去するにあたり冷却水の循環用のヒーターホースを外すので、直結するためのジョイントパイプを用意しておく。

リアヒーターユニットを外してヒーターホースを外す(この時に冷却水が流れ出るので注意)

ジョイントパイプでヒーターホースを直結する。


冷却水が抵抗無く循環しやすいよう、ゴムホースがねじれないように固定する。本来なら潰れない角度を保つためホースをカットするか曲がりあるジョイントで繋ぐほうほもあるが、元に戻す事を考えたらこの方が楽。

完了したらエンジンルームのラヂエターキャップを外してエアー抜きしてクーラントを補充。

今まではリアヒーターパネルが付いていたのでクォータートリムパネルは形状が異なるので新たに制作してはめ込む。

ベッドキットのフレームを取付。

純正車体のネジ穴を利用するので加工無し。


ここまでくると後は板を載せるだけ。

シートもGXプレミアムシートからDXライダーシートに取り替えてベッドキットと同色質感に合わせて出来上がり。

DXグレードなので全長2メートル、幅1.55メートルのベッドキットが装着できる。


高さ調整式なので車中泊するときに下段に仕舞い込む1番高い荷物を入れてみて調整しておくとよい。
ベッドキットを装着して「あら?」と思ったのがセカンドシート側の板を置くとフレームの長さと合わないので車内側からベッドに乗り込むときに板がテコの原理で傾くので少々厄介。

メーカーは一応、マジックテープで止めるようにはしているが簡単に外れて役立たず。

そこでL型ステーで傾かないよう固定した。
ワンタッチ脱着はできなくなるが外すことは無いのでガッチリ動かないほうを優先した。


左右2箇所ずつL型ステーで固定。

ベッドキットのクッションを1センチの薄手にした理由は後ほど流行りのタンスのゲン高反発マットを敷くためで本ベッドキットならばクイーンサイズがすんなり入る。

高反発マットの寝心地を味わうと他が物足りない。マットのほうが10センチほど長いのがツボでマット自体が収縮するのとセカンドシートの背もたれでキッチリ固定されて走行中にも寝ぐせが悪くてもズレない。ベッドパッドは夏に備えて冷感タイプ。