明日は曇り、という天気予報士の言葉を鵜吞みにして
翌朝起きだして外を眺めば、果たして曇り空
なんも考えずにクロ介を走らせる
先週、移設させたETCアンテナ

カウルの中
ライトブラケットに供締めしてみた
ステーは会社に落ちていた「maimaiでらっくす」のスマホブラケット
ちょうどいい
今日はこれを試すのがメインテーマ(のはずだった)
エラーしても誤魔化しのきく「一般/ETC」のゲートがあるのは新東名の岡崎東IC
幸いにも料金所はガラガラ
慎重にアプローチしたけど、ゲートはあっさり開いた
なーんだ
高速に乗るとカウルやシールドにポツポツと雨滴が付く
「まあまあ……」
なんてやり過ごして走る
エンジンも直進性も全く問題ない
なんとなく120km/hくらいでトルク感が鈍るけど
実はその上にこのエンジンの本領がある
クランクのジャイロモーメントを強く感じるこの領域は
フレームの弱さを感じるけど
不安感はない
エンジンそのものに乗って走っている感覚だ
これはとても独特で他にはない感じ
飛行機の安定感によく似ている
飛行機って全く揺れずに飛ぶ時があるけど
空中であの安定感は逆に不気味で独特な感覚じゃない?
気持ちいいー!
とか調子に乗ってるうちに新城ICに着く
そこで降りて国道257号線へ
どっか気持ちよさげなところで止まって朝パン(朝飯にパン)しようと考えていると
俄かに雨が降り出す
うん?と思う間もなく雨は強まり
カッパ積んでないことに気付く
「雨男」を名乗る自分がカッパ忘れるとは!

大きな樹の下にクロ介を入れて雨宿り
スマホで雨雲チェックするとまだかかり始めたばかりで2時間くらいは止まなそうだ

ライトカバーが曇ってるけどライトの部分だけうまくクリアになってる
さて、どうすっぺ
去年に乗り始めてからまだ本格的に雨の中を走っていない
クロ介も心配だけど
もう何年も雨の中を走っていない自分が不安だ

でも、強がりでなく雨はそれほど嫌いじゃない
晴れた日とは異なる集中力と緊張感が走りを面白くする
ずぶぬれを覚悟で雨の中へ走り出す
図らずもクロ介と自分の雨の日テストになっちまった
少しスピードは落とす
操作のすべてを丁寧にジワっとこなす
ちょっと走って身体はすぐに慣れた
おもしろい
60近くなってパンツ濡らすなんてオートバイは最高だ
クロ介も電装を触った部分はほとんどあの巨大なカウルの中なので
リークしたりショートしたりする心配はなさそうだ
そうなると雨の日のライディングも楽しい
逆に交通量も少なくて走りやすい
2時間くらい走って家に近づくころ
予報どおり雨も上がってきた
ガレージに引き込むと日が差す

雨の日に走ると自身のライディングのチェックになると思うけど
走っている間に気付いたこともやっぱあった
オートバイの持っているバランス感を活かすこと
大事だね