あんなに暑くて、いつまで続くのかと、うんざりさせられた日々も
いつともなく終わりを告げて、
すでに朝晩にはストーブを焚いて
夜は毛布にくるまって寝ている毎日だ。
とは云え、日中の寒さはまだそれ程でもなく、
さすがに真冬のそれとはまだまだ比べようもない。
〇
先週行きそびれた、木曽路をたどる。
出遅れたせいで高速は数珠つながり。
中央道・恵那の手前では渋滞して流れが滞るほどだ。
しかし、みなさん一体どこへ向かっているのか?
中津川から下へ降りたら、国道19号は拍子抜けするほど空いていた。
いやはやまったくなぞだね。
〇
馬籠宿へ向かう県道7号線の分岐を過ぎて「木曽路」に入る。
落合川にかかるトラス橋の前に「これより木曽路」と案内が出ている。
国道は大きなカーブで高度を一気に上げて
この先木曽川に沿って「木曽十一宿」をたどって進む。
19号線は片側1車線がほとんどなので
さほどスピードは出ないけど、信号が無いせいで流れは比較的良い。
とは云え60キロ程度の流れなので、前傾のきついオートバイには苦痛かもしれないけど
あお号(R1150RT)だと、周囲の景色を楽しみながら進むのに丁度良い感じ。
大桑辺りまでは山々の色付きが深まってとてもきれいだ。
遠くに見え隠れする中央アルプスの峰にはすでに雪化粧がされている。
上松を過ぎると季節は一気に進み、すでに山は枯れ冬支度が進む。
今年は予想に反して、紅葉がとても素晴らしかったように思う。
木々の色付きも良くて、進行が遅かったせいか、広域で紅葉が一度に見られたね。
〇
鳥居峠を越えずに、伊那谷へと進路をとる。
権兵衛トンネルあたりも一面のカラマツがその細い葉をふるい落としていた。
路面も日陰では不気味な黒ずみを見せ、すでに凍結の気配を感じさせた。
長くて寒いトンネルを抜けて、伊那谷へとまっすぐに降りていく。
正面に雪を頂いた南アルプス。
晩秋の気配濃い伊那谷がパノラマで広がった。
ボクはこの伊那谷の眺めが、八ヶ岳高原に並んで、大好きだ。
今年はこれが最後になるのだろう・・・・・・
また来年の春、一面の果樹園の木々が満開の花を咲かせるころ、
アルプスの残雪を見に伊那谷を訪れよう。
すでにその日が待ち遠しくて堪らないよ。
ついでにこいつも食べに来ようっと
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