さっき夕方のニュース見てたら
今日は「大暑」
そして、愛知岐阜の各地で「猛暑日」だったそうな。
「大暑」ってのは、二十四節季のひとつ。一番暑い頃。
「猛暑日」は去年決められた気象用語で、最高気温が35℃以上の日のこと。
まさに暑い暑い一日だったわけだね。
○
暑いから日の出前に走りだそうと思ってたけど
また飲みすぎて寝過しちまった。
まだ8時だって云うのに、着替えるだけで汗が出てくる。
メッシュジャケットは走り出した瞬間が一番涼しい。
新調したJ-FORCEⅢも快適だ。
暑い日はなるたけ快調に走れるルートが良い。
走ってればとりあえず快適だからね。
○
MAGロード(東海環状道の愛称・MieAichiGifu=MAG 笑)で美濃へ出て
その後、長良川をたどって国道156号線を北上。
長良川。なんというおおらかなその流れなんだろう。
川に沿って、70km/h・3500rpmでのんびりと流して走る。
でも3500rpmって実はボクサーにとっては「のんびり」じゃあない。
すでに中速でトルクもバリバリに出てる。
バランサーの付いていないR259のエンジンはこの辺りから
たまらん振動と音に包まれる。
ボアが10cmもあるピストンが左右にストロークするボクサーエンジン。
10cmってすごいよ、一升瓶の底が大体おんなじ大きさ!
ブーンという連続音になると車体全体にトルクを感じる。
「なんだろなー、たまらんぜー!」
思わず声に出てしまう気持ちよさ!
こんな気持ち、こんな感覚を持てることにひとり悦に入ってしまう。
アホなのかも?
○
郡上八幡から「せせらぎ街道」に入り、ひたすら快走。
大きなアールの続くワインディングを
ハイスピードで駆け抜ける。
これまた新調したばかりのタイヤ「ディアブロ ストラーダ」は
慣らしも終わって本格始動。
想像以上にあお号(R1150RT)とのマッチングが良いようだ。
とにかく前にも書いたけど、路面の荒れにめっぽう強い。
路面の継ぎ目、ひび割れの補修跡、マンホールのふた
とにかく気にならない。
○
途中の道の駅「パスカル清見」で休憩。
コーヒー飲みながら雲を眺めてたら
ハーレーダビットソンが1台登場。
あお号の脇に停まった。
降りてきたロードキング氏は口髭生やしたナイスガイ
ハーレーのヒトはカッコ良いねー。
「今日はきのうより(暑さが)マシですね」と云ってタバコに火をつける。
その後、ポツリポツリと会話を交わして
ボクが先にオートバイに跨り「お先に」と手を挙げると
ロードキング氏も「気を付けて」と手を挙げる。
ボク、この「気を付けて」っていう言葉が好きだ。
オートバイは危ない。
その危なさを「知っている」から云えるひと言だと思う。
ロードキング氏はバイク乗りだな、と思ってうれしくなった。
○
それにしても暑い。
でもなんだかそれがうれしい。
雨の日には雨の中を(by 相田みつを)
暑い日には暑い中を、だ。
暑い夏って、あたり前で、それってうれしいと思う。
オートバイに乗っていると、そんなふうに感じる。
感じない?

