いつかのワンショット。


アコギ最近弾いてないな。

アコースティックやりたいな。






明日は1/9の通しリハーサルです。

ワンマンの通しリハーサルは、何回やってもドキドキします。

細かい決め事をその通り出来るのか。

セットリストが変だったらどうしよう。

心配事が多いかな。

でもそれを経た本番は、不安が全部解消されてただただ楽しむしかない時間だから、

明日も念入りに確認してくるね。

きっと15:00〜くらいから本番さながらにやってます。






前にも話した気もするんだけど、私ライブの直前に絶対やる儀式があって。

バンドでのルーティンは、メンバー5人で輪になってやる気合い入れ。

その後私はオープニングSEが鳴っている間、胸骨のあたりを拳でトントントンと軽く叩く。

緊張ぎみの時はそれが収まり、

冷静な時もいい意味で気持ちが高ぶりライブモードに火がつく。

私独自の最終調整。

コレがないとライブを始められないってくらい、私の中では大切な儀式。



みんなもライブ前、習慣になっている事はあるだろうか?

もしなかったら、SEが鳴り始めたら胸をトントン。

一緒に心の炎に火をつけよう。
今日は9日・19日に向けてリアレンジやら何やらを行なってきました。

9日まであと4日。19日まではちょうど2週間。

exist†traceは細かい部分のすり合わせを進めていますが、

みんなは予習復習、進んでいるかな?

ワンマンライブになると普段にはない曲も飛び出してくるから、

サビになってようやく「あー!この曲か!」なんてことがないように!

しっかり聴き込みお願いね!






最近着ていたこの衣装も、今月からはもう出てこないかも。


2本のイグの日は聴くも観るも楽しんでちょうだいね。






さてそんな衣装の話が出ましたが、

exist†trace、衣装にも色んな歴史がありました。

自分をこう魅せたいから、

この曲のイメージがこうだから、

バンドの意識がこうだから、

衣装も色んな理由で選ばれてきた。

そんな中で特に私が気に入っているものをその時の小話と共にお届けしようかな。






まずは『THIS IS NOW』のスクエアスパンコールのワンピース。



全身映っているの写真が手持ちになかった…

クールでギラギラがテーマのこの時、このワンピースを見た瞬間コレしかないでしょと決定。

『DREAM RIDER』のMVでもまるで心のギラつきが表れているかのような、

存在感抜群の一着でした。






その次のこの衣装もとてもとてもお気に入りでした。



胸元のスパンコールテープは実は手縫いで。

ひらっと腰に巻いてあるスカートも、想像通りのものが欲しくて生地から買ってきて縫いました。

ライダースジャケット+おなかの開いたショートパンツのオールインワン+そこに金具で止めたスカート

の3点でできています。

細かいところまで拘るには自分で作るが一番!になっちゃうのは、衣装も音楽も一緒かな。

自分で作らなくてもいいように、相性の良いスタイリストさんに巡り会いたいな。






ここから少し過去へと戻ってみよう。

異色で言ったらこの時は史上最強。
『スパイラル大作戦』自体昭和レトロな面白さをたっぷり含んでいる曲なので、

ヴィジュアルも思い切りやっちゃいましょ!と、楽しく遊んだもの。

小さい四角が沢山集まったようなこのスカートは、ライブで千切れる度に最前列へプレゼントしていた思い出。

曲によってはどんな遊びも自分たちらしく取り入れちゃう。そんな強烈ルックでした。

ちなみに、



MV版では前下がりのおかっぱウィッグでした。

そういえば小さい頃こんな感じだったなぁ、私。笑






そしてぐぐんと遡り、『KNIFE』。


これまた映っていないけれど、マーメイドラインのスカートがとても素敵なんです。

これはalice auaaのもの。

花の飾りが沢山ついたカチューシャはライブで頭を振ると飛んでいきそうになるので、

毎回ピンでしっかり止めて貰っていました。

キリッと凛々しい表情の集合写真は、この先環境が変わっていく事、でも決してブレずに行くんだって事、

強く心に思いながら撮っていたからかも。






ここからはもう懐かしさ全開。

『Ambivalent Symphony』。



全体的に皆特殊な衣装だったので、作って頂きました。

私のは後ろを向くと背中がバッサリ腰まで開いたデザイン。

コルセットもボーンが入った超本格的なもの。

スタイリストさん曰くこの私の衣装は「今までで3本の指に入るほど大変だった…」そうです…感謝!!

この時も仰々しい舞台っぽい感じにコンセプトを振り切っていたけれど、

たまにはこういうのもいいよね。






最後に『VANGUARD』。


これは私というよりジョウの白ジャケットが好きすぎてだね…

この頃に戻るわけじゃ決してなくて、今のイグらしい軍服、ミリタリー…絶対そのうちやりたい。

『VANGUARD』の曲のように、先陣をきってファミリーと共に未来を切り開く、

ついに光の中に飛び込んだ瞬間だったな。






と、ほんの一部だけど少し振り返ってみました。

衣装は私たちにとって曲を表現するために必要不可欠なツール。

これを纏えばステージ上での自分にモードが変わる。

次はどんな世界を描こう。どんな私たちを魅せよう。
マメに生きる。



黒豆を食べると気持ちが引き締まります。

何事も、一粒ずつクリアしていこう。






exist†trace初めてのワンマンライブは、池袋CYBERというライブハウスでした。



初期のexist†traceはCYBERにお世話になっていて、

ライブのやり方、レコーディングの仕方、バンドの基礎を教わりました。

そこからSequence Recordsという静岡本拠地の事務所に移籍して、

いざ初めてのワンマンライブを行おうと決めたとき、やっぱり一番馴染みがあってお世話になった場所でやりたかった。

その時から今のマネージャーであるASAKOも力を貸してくれていたんだ。

スタッフの家で前日の夜まで入場特典作りをしたり、

その間登場SEと一緒に流す映像を作ってもらったり。

朝になれば台風で静岡のスタッフ陣が足止めを喰らってしまったりと、

ライブ開催まで大変な騒ぎだったけれど、

その時出来る最大限を振り絞ってステージに立った。

楽しかった、やりきった、課題も残った、もっと楽しくなった。



そこから沢山のステージを経験して、沢山のワンマンライブを行った今、振り返ると、

あの時も今も変わってないんだ。

前日のそわそわも、準備に準備を重ねたショーを早くみんなに見せたい気持ちも、

5人よりももっと沢山の人の気持ちも連れていく重みも。

でも変わり続けてきたんだ。

ハードルを上げて、もっと5人の視線で、新しい音に食らいついて。



だからこそさぁ、今何を聴かせられる。魅せられる。

もう通算何回目のワンマンライブなのか、カウントしていないけれど、

初心に返り、未来を見つめ、今を生きるその音を刻む。



最近沢山ムカムカしました。

ふざけるなと言いたい事が沢山あります。

今更なんだと、何を知っているのかと問いたい。

人の心を勝手に決めつけるなと言いたい。

でも言葉にしないその気持ちは全部音でステージで。

誰にも邪魔をされない、唯一で最大の意志表示が出来る場所。

ハッピーじゃない時の方が私、イイモノ作れるから今最高のコンディション。

死ぬ程期待しててもらわなきゃ。