来ました。

私が密かに心待ちにしていた曲が!

『VIRGIN』の全曲解説&制作秘話公開5日目、

本日は『契約』のお話をしていきましょう!






私はどの曲も平等に愛情を注いでいますが、

この曲は、デモを作った時にはもう、私の中で完成形の音が完全に鳴っていたほど強いイメージがあったので、

半端ない思い入れが生まれてしまいました。

今は少ししか試聴できませんが、サビが終わった所で出てくる不思議なリズム・・・

このリズムが曲全体にちらばっており、曲のカギを握っています。

このリズムは、レゲエのリズムをロックに取り入れられないかと

色々試している中でふいに出来上がりました。

そこにギターと歌を乗せるとあら不思議、

レゲエともロックとも言い難い、不思議な世界が生まれました。

これもまた、新しいmikoワールドと言えるのかな。

詞世界は私の大好きなヴァンパイアをテーマに、

男性視点の狂おしい程の愛と孤独を歌いました。

曲の前半の静寂と冷静、曲が進むにつれて溢れ出す想い、

無感情な顔の下に隠した愛情と欲望はついに・・・。






後半で出てくる不思議なギターソロは、

アドリブで弾いたものを逆再生したり、早送りしたり、細切れに切ったりしているので

ライブでは再現不可能です。笑

ライブは・・・まぁお楽しみに。

私、最近、ギタリストらしくなくていいや、と思い始めていて、

ギタリストたるものこうあるべき!っていうのは一度捨てて、

曲を作る時と同じ様に、自分の頭の中に鳴っている形容し難いイメージを

いかにギターで表現するか、

それを追求した先に本当に自分らしいギターサウンドが待っていると思うんです。

それが形になり始めたのがこのフレーズだったりするので、

私自身、今後の自分を楽しみにしたがら聴ける一曲となりました。






『HONEY』に出てくる"あなた"が草食系なら、

『契約』の主人公は完全に肉食系ね。笑

そして続く『リトル・メアリーと美しき憎しみのドナウ』は・・・

昼ドラ系とでも言いましょうか?

私はどうやら捻くれた愛情を描くのが何よりも好きみたいです。笑

次回もお楽しみに。