やってきてしまいました、

連日公開している曲解説&制作秘話4日目、

4曲目収録、そしてMVが公開されている、『GINGER』です!

何度も言うようだけれど、音を聴いてから読みたいって人は気を付けてね!






さて、どこから話したら良いものやら。笑

やっぱりまずは。

ツインヴォーカルに再チャレンジしました!

前作の『リトル・メアリーと美しき憎しみのドナウ』でも

メアリー役を私が歌いましたが、

今回は怪盗コンビをジョウと二人で演じております。

二人の怪盗GINGERさんは、全てのお宝を投げ捨ててでも

手に入れたいものを見つけました。

果たして二人は手に入れられたのでしょうか?

結末が気になる所ですが、MVではさらに一歩踏み込んだ世界が描かれています。

そして恐らく誰もがみんな気になっているであろう、

「何故GINGER(=ショウガ)なの?」

というハテナに対して、ここで説明をしたいと思います。

MVの始めに流れるセリフをよくよく聴くと、

「You can't catch me. I'm the ginger bread man...」

と言っています。

これは「GINGER BREAD MAN」という童話の中に出てくるセリフで、

アメリカの子供で知らない子はいないんじゃないかという位、有名な一節です。

勿論私もアメリカで耳ダコになる程聞かされました。笑

そのお話の中では、GINGER BREAD MANは人の手からするりと逃げ出し、

「出来るもんなら捕まえてみせなよ!」と人を小馬鹿にしながら逃げてゆき、

最後には悪いキツネに騙されて食べられてしまうのです。

このキャラクターがとても面白いなと思い、

秘密のネタ帳に書き留めておいたものが今回の「怪盗」という設定と合体し、

一つの曲になったのです。

でも語感もいいよね、「GINGER~♪GINGER~♪」って。笑

『KISS IN THE DARK』に続くシャッフルビートの曲なので、

ライブではステップを踏んだり踊ったり手を叩いたり、お好きに楽しんでください。






この曲のギターは、『HONEY』もそういう傾向だけれど、

私はいかに汚く弾くか!をテーマに弾きました。笑

イントロのフレーズも余計な弦を敢えて鳴らしたり、

ミュートをかなり甘くしたり。

私と乙魅サマのギターソロも、レコーディング中エンジニアさんに、

「女の子の出す音じゃないよね」

と言われながら録っていました。笑

いいんです、これがいいんです!

生演奏のホーンセクションとも重なり合って、いい味が出ていると思いますよ。






この曲、他にも色々語りたい所があるんだけれど、

最後にもう一つ!

よく耳を澄ますと、箇所箇所にアメリカアニメの効果音みたいなものが

隠れている事に気付きましたか?

ビヨヨーン、ワンワンワン!、ひゅひゅーん、パチン!

これは私が好きな場所に好きな効果音を並べて、

ヘッドホンで聴くと右から左から、色んな音が駆け巡るようになっています。

どこを取っても聴きごたえのある曲なので、

何度でも何度でも聴いてね!






・・・この曲がカラオケになったら、

やっぱりデュエット扱いになるのかな・・・色分けされるのかな・・・

ちょっと楽しみ。笑