普段の日常生活で、簡単な事、難しいことありますよね。この違いは一体何でしょうか?
1;「得意と苦手」と難易度
例えば、スポーツを例に挙げて考えてみましょう。
自分の得意なスポーツ、苦手なスポーツをそれぞれ挙げてみてください。
得意なスポーツは自分目線から見れば比較的、難易度が優しいスポーツに見えると思います。逆に、苦手なスポーツは自分目線から見ると難易度が高いスポーツに見えることでしょう。
でも、第3者目線で見た場合、どちらも難易度は同じです。
難易度との関係を見つけるカギは「好きかどうか」にありそうです。その競技をする際に心にどれだけ抵抗感(苦手意識)があるか。
身の回りの環境によって多少の変動はあっても、好きな競技は経験した回数が、苦手な競技をした回数より多いはずです。
心の抵抗が低い競技は自然と頻度が多くなります。
2:「自分の日常との距離」と難易度
普段やらないことは、いざやろうとするとなかなか難しいものです。
自炊したことがない人が、いきなり自炊しようとしても、何からやればいいのか見当がつかず、とても難しいものに映るでしょう。
しかし、普段から自炊している人にとっては二足歩行するくらい容易なものです。
僕は「太鼓の達人」というゲームが大好きで、初中後(しょっちゅう)ゲームセンターへ足を運びます。何回も遊んでいるうちに鬼☆10(太鼓の達人の難易度は「簡単」「普通」「難しい」「鬼」の4ランクあり、それぞれのランクの中で曲の難易度が☆で表わされています。☆は1~10まであり、☆10は最高難易度)をノーミスで叩けるようになりました。
普段ゲームセンターに来ない人がそのプレイ風景を見たら凄すぎてドン引きすると思います。でも、僕みたいにいつも慣れ親しんでいる人達からして見れば、ごく普通の光景です。
ある一つのジャンルを考えた時、普段の日常でそのジャンルにどれだけ接しており、どれだけ慣れ親しんでいるか。その日常との距離感が難易度の正体だと思います。
3;「言葉」における難しさ
日本人からしてみれば英語を初めて習うとき、ふだん使わない言語なので、難しいと感じることでしょう。
それと同様に、普段しゃべる言葉とはかけ離れた文章、センター試験の文章やビジネス書、エッセイ本、専門書などいろんな本がありますが、普段使わない言葉がずらりと並んでいるなぁと感じた場合、その文章は難しく感じることでしょう。
しかし、それぞれの単語の意味、あとは基本的な文章構成さえ理解していればどんな文章でも小学生でも読めるレベルに落とす事が出来ます。
読書が好きな人が国語の点数がいいのは、普段からそういった文章に触れ、慣れ親しんでいるからでしょう。
4:「人間関係の難しさ」の正体
人間関係が難しいと思う人は、人間に対する見方が狭い人だと思います。みんな外見は同じ人間ですが、それぞれ違った気質を持っています。
世の中にはどんな人間がいるのかについては議題の筋から離れるので、今回は割愛します。
人間関係でトラブルが起きることの本質は、お互いの価値観の相違から起こる衝突ですが、その衝突の激しさの程度を測るものは「人間としての器」です。この器の大きさが衝突の激しさの程度を左右します。
この器を大きくする方法ですが、たくさんの人生経験をしたり、たくさんのジャンルの本に出会ったりしていく中で自然と心が磨かれて大きくなっていくものなので、こうして自分の世界観の視野を広げていくことが大事です。
そもそも、人間関係でうまくいっていない状態は、宇宙と調和していない状態なので、今自分が置かれている環境を思い切って変えてみるのをオススメします。自分の能力が100%生かせる人生を歩むために。
人間関係で最近うまくいかないなぁ~と思ったらそれは、次の自分へステップアップしようという、自分の魂からのサインなのかもしれません。
僕は、人間関係を難しくしている正体は人生経験の浅さだと考えます。そして、衝突を何度も何度も繰り返していくなかで、たくさん笑い、たくさん泣いて、たくさん怒ったりして人生経験が豊かにしていくものです。こうして人生に慣れていくと、悟りの境地が見えてきたりするでしょう。
5:万物の「難しい」の共通点
「難しい」は、これまでに挙げてきた例だけでなく、これ以外の全ての物事に当てはまるある共通点があります。
「難しい」という性質は、「慣れていない」状態から生まれることです。
6:人生における物事の取捨選択の基準【おまけ】
これまで「難しい」についての原因、解決法を見出してきましたが、何事も「無理やり慣れる」必要はないのです。人生は楽しく生きるべきで、嫌なことはしなくていいのです。
人それぞれ好きな事、嫌いな事、得意な事、苦手な事ありますが、みんなそれぞれ好きな事、得意なことをとことん究めていくのがいいと思います。
宇宙は全てを足すと±0に収束すると思います。プラスにするもマイナスにするも、人間の思考次第です。宇宙は思考によって操作が可能です。
だから、地球を便利で平和で暮らしやすい惑星へと導いていく為には、1人1人がマイナスな事(やりたくない事、ネガティブ思考、怒り、批判、等…)をやめ、プラスな事(得意なこと、ポジティブ思考、赦し、創造、等…)をやっていける社会を創っていけるかどうかが重要なポイントになってくると思います。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
「マザー・テレサ」の言葉