ごきげんよう、萬勤誕です!
日曜日、考古館の前で「えーっ!」というようなものを見つけたんだ。
それが、松山市北斎院町の宮前川遺跡から発掘された御神木。
場所は松山市の人しかわからないと思うけど、↓この地図で赤く囲まれた範囲が北斎院町(きたさやちょう)。
その真ん中を流れているのが宮前川(みやまえがわ)で、この川の河川工事をしている時に、弥生時代から古墳時代にかけての遺跡が出土しちゃったわけ。
その中から↓この根回り2mはあろかという大木が発見されたそうなんだなー。
この木を囲むように大量の勾玉や土器などが発掘されたことから、この木はおそらく当時の人が「ご神木」として崇め祀っていた木ではないかという考えられるそうです。
…それにしては空き地に乱雑に放置してありますが、たぶん発掘した人からすれば、そのまま土に戻すよりも、これは多くの人に見てもらったほうが大昔に生きた人の思いが伝わるだろうということで、残したと思うんですね。
なので、もし総合公園・考古館に行った時は、ぜひ見てあげてほしいと思います。
さて、神社巡りのつづきは、安城寺町の「素鵞社(そがのやしろ)」素鵞神社(そがじんじゃ)から。
こちらの素鵞社は今から700年ほど前、正中2年(1325)河野氏の一族・久枝肥後守の家臣による「神勅(神のお告げ)」によって創祀された神社だそうです。
そんなんでいいのか?と思いますが、真実はもっと深いものがあるはず。
出雲の素鵞社(そがのやしろ)は出雲大社の中でも最大のパワースポットと言われていますが、こちらの御祭神も同じ須佐之男尊(すさのおのみこと)です。
町内の氏子に大切にされているようで、この日も境内の木の選定が行われて綺麗にされていました。
お次は同町内にある「鎮守社(ちんじゅしゃ)」とも呼ばれる「和霊(われい)神社」。
この神社は本当によくわからない神社で、古くから火防の神として崇敬されているそうなんですね。
御祭神は金山彦命(かなやまひこのみこと)と山家清兵衛公頼(やんべせいべいきみより)。
金山彦命(かなやまひこのみこと)は古来より鉱山守護の神として製鉄、鍛冶などのご神徳があるとされているので、おそらくこの近辺でそのような家業を営む家が多かったのだろうと推測できます。
そのため火災予防を祈願した「鎮守社(ちんじゅしゃ)」。
そして、もうひとつの山家清兵衛公頼(やんべせいべいきみより)ですよ。
彼は初代宇和島藩の藩主となった伊達秀宗との確執の挙句、一族もろとも斬殺され怨霊となったという伝説の人。
中四国で崇められている和霊信仰の総本山が、宇和島市の「和霊神社」です。
宇和島では当時、斬殺事件に関与した者が相次いで変死したため、人々は清兵衛の怨霊だと恐れ、その霊を祀ったのが「和霊神社」の始まりなんですね。
この町でも原因不明の事故や災難が多発した時に、産業の神となった山家清兵衛を祀って崇めたとも考えられるのです。知らんけど。
というわけで安城寺町の残りは後編につづく。
昼休み散髪に行ってました。
良い1日を!